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リリなのinボクらの太陽サーガ
会談
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を見て、矛先を変えようとしたのかリンディがおれに話を振る。確かに話を切り替えるには丁度良く、おれは管理局との会議に参加した。おれが入るまで主に話していた月村忍やアリサ・バニングス、月村すずかは後ろに一歩下がった所でこちらを伺っている。

「さて、それでは色々訊きたい事があるのですが、まず……」

「さっき君が回収したジュエルシードを僕たちに渡してもらいたい。管理局の事を知った今なら渡す理由ぐらいもうわかるだろう?」

「催促している所残念だがおれは既にジュエルシードを持っていない。転移した後、フェイトにすぐ渡したのでな」

「あの金髪の魔導師ね。それなら彼女達の潜伏先を……」

「教えるとでも? 義理でもおれはあいつらの兄だ。もう二度と家族を裏切るつもりは無い」

「なっ! 僕たちは時空管理局なんだぞ!? 危険なロストロギアを個人の手に委ねる訳にはいかないんだ!」

「ほう? では最初に依頼したはずのユーノの護送船が来なかったのはどうしてだ? その時点で管理局は自分から個人の手に委ねざるを得ない状況にしているじゃないか」

「そ、それは……管理局が慢性的な人材不足で手が足りなかったからだ」

「それは一切弁護にならん。組織というものは設立した以上、最低限の役割は絶対に果たさなければならない。だがおまえ達管理局は“ロストロギアの管理”を設立理念としているのに、今回ユーノが依頼した“ロストロギア・ジュエルシード輸送”の任を放棄した。この時点でおまえ達は管理局の存在意義を自ら捨て去っている事がわからないのか?」

「……確かにサバタさんの言う通りですね。それについては謝罪させて頂きます」

「かあさ……艦長!」

「それと執務官、おまえにも言っておきたいことはある」

「なんだ、何を言うつもりだ!?」

「ジュエルシードは魔法の発動による刺激で暴走が起きる可能性がある。それにもかかわらずおまえは近くで魔法を行使した。運が悪ければ再び暴走して次元震が起きるかもしれなかったのだぞ? ロストロギアの危険性を知っているとは思えない迂闊な行動だったな」

「な! あれは君が勝手にロストロギアを持っていこうとしたから、管理局員として止めようと」

「では訊くが、爆弾の導火線の近くで火を振り回している奴がいたらどうする?」

「それは……急いで爆弾を取り除くか、火を振り回している奴を止めるか、火を消すかだろうけど……」

「当然その通りだ。ならばおれが言いたい事もおのずと理解できるだろう?」

「あ………ああ」

「それと……ここがおまえ達の言う管理外世界である以上、普通は時空管理局の存在を知るわけがない。ゆえにおまえ達が本物の管理局なのか判断もできない。だから信用ならない人間の手に渡すよりも信頼で
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