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大統領の日常
本編
第十三話 異世界からの介入?(2)
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た。
「陸戦部隊を出動させて港に待機させろ。奴らが艦から出てきたところを一気に包囲して殲滅するのだ!急げ!」
「はっ!」
「あと、大統領館にも陸戦部隊を配置しろ!」
ケーニッツがこういうと参謀の一人が助言をした。
「閣下、大統領館には武装親衛隊がおりますが・・」
「SSか」
「念のため陸戦部隊を一個大隊配置しておけ」
「了解しました」
「閣下、港の陸戦部隊の配置完了しました」
「敵艦隊港に接舷します!」
陸戦部隊の配置と敵艦隊が港に接舷したのはほぼ同時であった。
「陸戦部隊からの映像でます!」
そこに移ったものを見た瞬間会議室は騒然となった。

「なんだこれは?」
「兵士が一人もいないぞ?女の子ばっかりだ」
「それに武装していないぞ」

そこに移っていたのは艦から出てくる少女たちの姿であった。武装もせず、周りを警戒しようともせず、本当に彼女たちは敵なのかと疑問に思うものもいた。しかし、その疑問は次の言葉ですべて消え去ることになる。

「惑わされるな!あれは我々を油断させるための罠に違いない!気を引き締めろ!!」

「陸戦部隊にも気を引き締めるように伝えろ!奴らは敵だ!抵抗するようなら射殺してかまわん!女でも子供でも迷わずに射殺せよ!」
この言葉にオペレータは戸惑った。子供を打つなど簡単にできるはずがなかったからである。そして、いつまでも連絡をしないオペレータにケーニッツが怒鳴った。
「早く命令を伝えろ!奴らは敵なのだ!たとえ子供でも射殺するのだ!」
オペレータは渋々命令を陸戦部隊に伝えた・・・しかし伝えようとした瞬間会議室に一人の男が入ってきた。そしてその姿を見たものは皆同じ言葉を発した。

「「「大統領!?」」」

ケーニッツはその言葉を聞いてすぐに振り返った。
そこには確かに大統領が立っていた。そしてなぜここにと言おうとした瞬間、大統領が先に話し始めた。

「ケーニッツ元帥、今の命令を撤回せよ。これは大統領並びに国防委員長命令である。これに背く場合、公明罪で軍法会議にかける。」
「!??閣下!奴らは敵なのですよ!?子供だからと言って!・・」
ケーニッツの言葉はふたたび大統領に遮られる。
「聞こえなかったか。命令を撤回せよと言っているのだ」
この時の大統領は”ガチ”であった。
「しかし!!・・・」
「いいかケーニッツ元帥。彼女たちは敵などではない」
「何を言っているのです!やつらは!!・・・」
「いいから聞け。そして・・・」


「この世界の者でもない」


この言葉に会議室は騒然となる。
「・・何を・・・言っているのですか・・?閣下・・・」
「私も最初は信じられなかった。が、これは事実なのだよ」
「2015年、日本であるアニメが放映されていた」
「・・閣
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