少年は加速するようです Round3
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降り、体育館の地下に向かい――
「ってちょっと待って!待て待て待ていや待ってください!!」
「うん〜?どったのぉ〜?」
どったの〜?じゃねぇよ!人気の無い温水プールで話すのかと思って来て見たら
シャワールームに行くし!しかも入ろうとしてるの女子用だよ!
昨日の僕じゃない、ん、だから・・・・・・?
「え、あの、まさか………!?」
「うん、能美の罠にまんまと嵌って君が女子シャワールームに突撃して
チユちゃんと鉢合わせてそのまま個室に入ってって裸で密着したまで知ってるよ?」
「誤解を招く良い方はよしてください!」
いやいやいやなんで知ってるんだ!?あの場に居たのは俺とチユだけだし、
仮に知っていても能美だけ、な筈・・・と考えている内に普通に女子の方に
入っていく。いやいやいや!でも見てるだけって言うのも出来ないし!
ここ一帯はソーシャルカメラの類がない事は昨日(不本意にも)確認済みなので
僕も中に入ると、更衣室をかき回している女子(に見える男子?)が。
「…………………………なに、しているん、ですか…?」
「んー、ウチの女王様の言いつけでね。俺はそのままにしとけって言ったんだけど
どうしても気に食わないから出来るだけ邪魔しとけ、っとあったあった。」
「そ、れは……!?」
ロッカーの中から引っ張り出したのは、その小さな手からも少ししか出ない程
小さな・・・カメラ。ま、まさかアレも能美が用意した・・・!?
「そういう事だ。一限目が終わったら呼び出されるから、良い訳でも考えとけ。」
「だ、誰に……?」
「決まってるだろう?」
口調が変わってる事も、何故そこまで知っているのか・・・とも聞けず、
そんな、答えの分かりきった事しか聞けなかった。そして教室に戻り・・・
結局勧誘出来ていない事に気付いたのは一時間目が始まってからだった。
Side out
Side 愁磨
「ゲームオーバーです、有田先輩……いえ、シルバー・クロウ。」
忠告した通り、一限目終わりの休み時間。
サボって木の上で様子を見ていたら、忠告したのも関わらず相手に飲まれている
ハルっち。やれやれだぜ、って感じなんですけど・・・。
「そんな事、させない。」
と呆れつつ見ていたら、目を爛々と輝かせたチユちゃんが登場し、能美を睨んだ。
そしてなにやら話し込み、睨まれた能美が嗤った。
「丁度今頃、女子シャワー室のロッカーの中から、隠しカメラが見つかっている、
としたらどうです?学校中大騒ぎになって、犯人探しが始まった時にさっきの
映像がローカルネ
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