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魔法少女リリカルなのは 絆を奪いし神とその神に選ばれた少年
第六話 護衛役と極上弁当
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学校に復帰する。
アリサちゃんも昨日電話で聞いたら今日復帰すると言ってたから合わせてみた。
そして朝食を食べていたら…‥いきなり、お姉ちゃんから「あ、全君をすずかとアリサちゃんの護衛役に一任したから」と言われた。
「大丈夫よ。彼は絶対にすずか達を傷つけるような事はしないわ。それだけは誓える」
「お姉ちゃん……」
その時のお姉ちゃんの顔を私は絶対に忘れないと思う。
その時のお姉ちゃんの顔は……強い、覚悟に包まれていた。
学校に向かうバスの中でアリサちゃんを見つける。
「すずか、もう大丈夫なのか?」
と、いつも一緒にこのバスに乗っている聖君が心配してくれる。
「うん、もう大丈夫だよ。おはよう聖君」
私はそれだけ言ってアリサちゃんの席の隣に座る。
「アリサちゃん、おはよう」
「あ、すずか。おはよう」
アリサちゃんはそう言うと他のみんなに見えないように小さく手招きをする。
手招きをされたので、耳を近づけてみる。
「すずか、聞いた?」
耳元でそう小声で言ってくる。
「橘君が護衛につくって話?」
私がその話を言うとアリサちゃんは私も聞いたとばかりに首を縦に振る。
「そうよね……というか、疑問に思ったことがあるのよ」
「疑問に思った事って?」
「うん……橘の奴、パパと会った事はない筈なのに、パパは知ってるみたいなのよ、橘の事」
「どういう事なんだろう……?お姉ちゃんも橘君の事知ってたみたいだし……」
「これは、問い詰めてみた方がよさそうね」
そんな会話をしながら、私たちは数日ぶりである聖祥大付属小学校に登校した。
SIDE OUT
全は登校してから読書を開始する。これは朝の恒例行事だ。
というのも、活字を見る事によって脳を早く起こす。
それで誰よりも早く覚醒する事が出来る為、暗殺業をしていた時は朝の恒例となっていた。
しかしこの世界ではそんな理由でしている訳ではなく、単純に知識を増やすだけという目的でしている。
ちなみに今日持ってきたのはラノベだ。
前世での同業者でラノベやらオタク文化にやたら詳しい奴がいて
『オタク文化は日本の宝物!それを傷つけるような奴は必ず俺の手で殺してやるっす!』
と宣っていた。
こんな変な趣味をしている奴だったが、実力は確かであったため全は密かに尊敬していた。
まあ、そんな奴も引退していったが。
(いや、というかまだあの人の年齢なら充分にやれたと思うんだがな……)
全がいた場所では基本的に暗殺から足を洗った奴の事を詮索はしない。
噂の域を出ない範囲でしか聞いた事はない。
そんな事を考えていたら
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