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魔法少女リリカルなのは 絆を奪いし神とその神に選ばれた少年
第六話 護衛役と極上弁当
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アリサSIDE
あの日の後……私が眠ると必ずと言ってもいい程、あの時の映像が流れる。
(何なの……この風景……私は知ってる……?)
いや、そんな訳がない。と言い聞かせても、でも……なぜか、ふと気づくとその時の映像が流れる。
まるで……私の記憶が思い出せとでも言わんばかりに……。
(この風景が何なのか……私は知りたい!)
思い立ったが吉日。早速明日パパに事情を聞こうと思う。
パパだったら何か知ってると思うし。
そして、翌日になった。
朝食時に私は早速パパに聞いてみる。
「ねぇパパ」
「なんだ、アリサ?」
「私ね……この前の誘拐事件の時から変な映像が頭を過るようになったの」
「………………」
「その映像の出来事をあたしは知らないのに、でも何でなのか知ってるって思っちゃうの。どういう事だと思う?」
「…………アリサはそれを知って、どうしたいんだい?」
「パパ?」
パパの顔が真剣な物に変わった。真剣に聞いてくれているんだと思うけど……でも、こんな顔仕事の時にしか見たことないのに……。
「どうしたいんだい?」
「橘の事、知りたいの……」
「全君の事、をかい?」
「その映像の中に橘とよく似た男の子……うぅん、多分橘だと思う。橘の事を知りたいって思っちゃうの……」
「アリサ……」
パパは面食らったのかちょっと面白い顔になっている。
それもそうだと思う。私はついこの間までずっと聖の事が気になっていたから。
でも、今は違う。何でか知らないけど……橘の事が気になってる。
「うん、わかった。それじゃヒントをあげよう」
「ヒント?」
「ああ、答えを教えちゃったら面白くないだろ?」
「…………」
顎に手を当てて考える。確かにそうね。
「わかったわ。そのヒントから答えを出してみせる」
「よし、それじゃヒントだ……全君と接してみればわかるよ。彼の動きと気の配り方。それらを見れば答えがわかる」
「橘の気の配り方?」
それを見て何がわかるというんだろうか?でも、パパのヒントを便りに答えを出さないといけない。
「そこで、朗報だ。アリサの護衛役を全君に一任する事になったから。ああ、それと月村すずか君もだね」
「……え?」
「彼の実力は私も知っているし。何より信頼しているしね」
「…………えええぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!??」
私は叫ぶ事しか出来なかった。
あ、あいつが私とすずかの護衛!?
SIDE OUT
すずかSIDE
「た、橘君が私の護衛?」
「ええそうよ。この間みたいな事がまた起こるかもしれないしね」
今日から私は
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