暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王ARCーX 〜波瀾万丈、HERO使い少女の転生記〜
十一話 ーデート、なんです。ー
[6/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
たかのように笑みを浮かべる。
周りを見回すと巻き込まれたくないのか通行人は居らず、居たとしてもやや離れた位置から、傍観しているくらいである。

「……金で払えないって言うなら別のもんで払ってくれてもいいんだぜ?例えば、体でとかよ〜。貧相な体だが、顔は結構好みだぜ?」

モヒカン男は自由な方の手で優希さんの顔を撫で回し、ゲヘヘと気色悪い声をあげる。そして、それに同調した取り巻きも笑い声をあげる。

さて、私は寝取り物は好みじゃないので……そろそろお助けしましょうかね?ここは遊戯王風に……

「おい、決闘(デュエル)しろよ。」

「えぇっ!?パクった!」

某蟹の台詞を言うと、掴まれたままなのに、ツッコミを入れてくる。案外、余裕そうですね。
チンピラ共は意外そうな表情をするも、自分たちの圧倒的有利を確信してか、リーダー格のモヒカン男は優希さんの拘束を取り巻きに任せ、

「へぇ、面白そうな事言ってくれるじゃねぇか?それで……?勝ったら友達を解放してください、とでも言うつもりか?」

安易に誘いにのって来てくれる。流石、決闘史上主義……。デュエルだけで事が運ぶので楽ですね。

「あ、一々何度も相手するのもめんどうなので纏めかかってきてもいいですよ?」

「結構デカくでるじゃねえか、嬢ちゃんよぉ。その言葉、後悔するなよ?」

優希さんを捉えている男とは別のもう一人の取り巻きと目配せをすると左腕へと決闘盤(デュエルディスク)を装着し、構える。

それでは、地獄行き、2名様参ります♪

「「「決闘(デュエル)」」」


◆◇◆

デスガイド:LP4000
モヒカン:LP4000
取り巻き:LP4000


「さて、私の実力を優希さんに知ってもらういい機会です。あまり早くくたばらないでくださいね?
私の先行!カードを二枚伏せて、手札から『カードカー・D』を召喚します。そして、『カードカーD』をリリースし、効果を発動します。二枚ドローし、このターンを終了します。」

どうしてこうなった……。
ニコリと笑顔を向けてくるデスガイドを見つつ、そう思う。

そーいえば、デスガイドってどんなデッキなんだろうか。バカそうな奴らとは言え、二人一度に相手するということは、アドバンテージは二倍……場合によってはそれ以上だ。だが、逆に考えれば、それすらを覆すほどの自信がある証拠ともなりうる。
ともかくだ、ここはデスガイドの自信を信じ、見守ろう。

「いくぜ、俺のターンだ!手札から通常魔法 『テラフォーミング』発動!デッキからフィールド魔法『炎王の孤島』を手札に加えて、そのまま発動するぜ!」

男の背後に現れたのは真っ赤に燃え盛る山がそびえ立つ一つの孤島。そして、その頂上には火の鳥もとい炎王
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ