暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王ARCーX 〜波瀾万丈、HERO使い少女の転生記〜
十一話 ーデート、なんです。ー
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仕掛けてその存在ごと吸収したりして……。だから、優希さんも気をつけてくださいね?」

「え、あ、うん。わかった。……って、なんで私が説教されてる感じになってんの!?」

紅茶を飲んでスルーしようと思ったら空でした。まぁ、もう休憩も済んだのでそろそろ行きますかね。

「さて、優希さん。もう少しで暗くなってしまいますのでもう少し買い物楽しんだら、帰りましょうか。あ、ここは私の奢りでいいですよ?ついでに私のありがたみがわかったら、もうすこ〜し大胆なご褒美が貰えたらいいなと思います。」

伝票を持って逃げるようにレジの方へと向かう。優希さんが私の話を聞け〜??と唸ってますがこういう時は逃げるが勝ちです。


◆◇◆

「もう〜、機嫌直してくださいよ〜。優希さ〜ん!」

さっきのが癪に触ったようで少し怒った様子で先を歩いて行く優希さん。こうも反応がないのはつまらないですが、少しばかり御機嫌斜めの優希さんもいいものですね。などと思いながら、優希さんのご機嫌取りを続けていると優希さんが通行人とぶつかったようできゃっと可愛いらしい声の後に少し遅れてガシャンと何かが割れる音。そして、ひどく汚く聞こえるわめき声。

なんなんですか、一体もう!!

「イテテ、なんなのよ。前見て歩いてよ。」

と、お尻を摩りながら立ち上がる優希さん。お怪我が無いようで何よりです。

「前見て歩けよ、はこっちの台詞だよ!おい、どーすんだよ、コレ!高かったんだよ!」

汚いノイズを響かせるのは割れたボトル瓶を見せつけてくるモヒカン男。そして、背後にいる取り巻き二人がそうだそうだと喚きたてる。
そして、男達の足元には透明な水たまりができている。

恐らくだが、優希さんとぶつかった拍子に男が持っていたワインボトルを落として、割れてしまったのでしょう。

そして、大抵こういう輩は……

「おいおい、姉ちゃん!人の物壊した時は弁償すんのが当たり前だろ?これ、マジで高かっんだぜ〜?」

「そうだぜ、姉ちゃん。これ一本何十万もするワインなんだぜ〜?」

と某ワイルド芸人のような小肥り二人が小物臭漂う台詞を言ってのける。

あぁ、今更、ボトルマンですか……。まったく古典的な事をやってくれますね〜。そんなの流行りませんから。

優希さんも同じ事を思っていたようで私と目が合うとため息を吐く。それを見たチンピラ三人組はバカにされたと勘違いしたようで優希さんに詰め寄る。

「あぁん?姉ちゃんよ、ぶつかったのはおめえだろう?だから、弁償しろよ?ま、それとも……」

逃がさないように男の手が優希さんの腕を掴む。

「っ!?離してよ!」

振り払おうとするが意外にも男の腕力は強く引き剥がせず、もがいている優希さんを見て、男共は勝ち誇っ
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