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遊戯王ARCーX 〜波瀾万丈、HERO使い少女の転生記〜
十一話 ーデート、なんです。ー
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でしたね〜。いつものハイテンションの優希さんとは違った一面が間近で見られて新鮮です。
おっと、話がそれました。ついて来た理由ですか……。
「そうですね〜……優希さんの魂の波動的なのが相性よかったから、ですかね〜?」
「は?」
ぽかーんと口を開けてフリーズしてしまう優希さん。そんなに何かおかしな事言いましたか?
「何と言うか、オーラみたいな感じなものだと思ってください。で、それはどんな生物でも持ってる物なんですけど優希さんの特に強いんですよ〜。ちなみにですけど、波動の強い人は結構、決闘で強い傾向があるんです。」
「へー、なるほど。けど、それと相性ってどゆこと?」
「相性って言うのはですね。遊戯王風に例えるとですね、波動にも色んな属性があってですね〜。優希さんはそれが闇属性なので、闇属性のモンスターである私にとって心地好いんですよ♪」
優希さんの側にいる時の心まで満たされるあの感じを思い出し、思わず顔が綻びます。
優希さんは闇属性と聞いて顔を顰めるが割と納得したようでヘェ〜と頷いている。
「なんとなくわかった。けど、オーラって例えてたけど色とかあったりするの?」
「えぇ、もちのロンでありますよ。ちなみに優希さんは闇属性ってだけであって黒色です。けど、それも全くの不純物の無い黒……漆黒ですね〜。黒く煌めくソレを見てるだけで思わずウットリしてしまうほど美しいのですよ〜。」
「そ、そーなんだ……。もう一つ質問するけどさ、なんで波動の強い人がいいの?」
おっと、割と重要な所を突いてきますね。私の印象にも関わるんですが、まぁ、優希さんの今後の事もあるので話しておいて損はないでしょう。
「その波動は言わば、精霊の力の糧になるんです。だから、ソレが強い人を精霊は好んで集まるんです。そして、強く清らかな波動ほどより力が強まり、そして美味なんですよ〜。」
うふふ、優希さんの波動の味……思い出しただけで涎が出てしまいますね。
「けど、優希さんもラッキーでしたね〜。もし、憑いた精霊が私じゃなきゃ即パックンチョされてましたよ?まぁ、優希さんがそう望んでくれるんなら、私も一思いにやれるんですがね〜?どうですかね、試して見ます?」
「誰がするか!?てか、ダメでしょその表現は!!」
がたりと音を立てて、立ち上がる優希さん。
まったく公衆の面前なんですから、もうちょい落ち着いて欲しいですね。
ズズズっと紅茶を啜ると立ち上がったままの優希さんがチョップをくださいました。結構痛いです。
「あんたは落ち着き過ぎでしょ。」
「むぅ、仕方ないんですよ。さっき以外の表現が思い付かなかったですしー。それに本当ですよ?理性のない奴らなんかいきなり異空間かなんかに引きずりこんだり、急に闇のゲームを
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