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遊戯王ARCーX 〜波瀾万丈、HERO使い少女の転生記〜
十一話 ーデート、なんです。ー
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れに、LDSのメンツが熱血塾……でしたっけ?そこに、カチコミに行った時に私のおかげで事が終わる前につけたんですよ?あの時に来てもらったファントムオブカオスさん、無理し過ぎたようで体調崩しちゃったんですよ?おかげでわざわざお見舞いに行くはめになりましたよ。」
「モンスターも体調崩すんだ。てか、あの時私もいろいろ被害被ったんだけどね!?」
「あの時は私の責任じゃございませんよ〜。ていうわけで、そろそろ私にご褒美とかあってもいいと思うんです!」
そう言うとガシリと優希さんの両肩を掴み、逃げられなくする。
「ご、ご褒美って……例えば?」
優希さんはようやく納得してくれたようで、怯えた小動物のようにふるふると震えながら尋ねてくる。
「じゃあ……一緒にお出かけしましょう!」
たっぷり一拍開けて言い放つ。へっ?と頭上にはてなマークが浮かんでる優希さんを他所に話を続ける。
「ほら、私ってあんまりこの街を散策したことなかったんです。一人で見て回るのも嫌ですし。まぁ、巷ではお一人様とかいう生涯独身野郎の言い訳が流行ってるらしいですがね〜。
それにどうせ行くなら優希さんとかいいんです!」
「……その心は?」
「某決闘もできるギャルゲーみたく優希さんとの友好値を上げればイベントが……アイタッ??何するんですかぁ!」
うへへ〜と思考がトリップしていたところを頭にチョップを喰らわされ引き戻される。涙目になりつつ、訴えたがスルー。酷い。
友好値がカンストしたあかつきには、きっと優希さんは私の事が……。そうじゃなくても、頃合いを見計らって……、といけないいけない。思考がまた変な方向へいってしまいそうになりますね〜。焦るのは禁物です。強いては事を仕損じるとよく言いますしね。時間はあるのでゆっくりじっくりと優希さんを攻略していきましょう。
私が今後のプランを練っている最中、うーんと腕を組んで悩んでいる優希さん。どうしたのでしょうかね?
「ねぇ、一緒に出かけるのはいいとしてデスガイドはどーすんの?私以外に見えないわけだしさ。」
「あ、その辺は心配なさらずに。ちゃんと準備はできますので」
パチンと指を弾けば、私の体をすっぽりと光が覆う。そして、それが晴れるとあら不思議。添乗員さんコスから、紺色のスカートとブレザーを着、赤紫色の髪の毛を左右で結んだ私服姿に変わっているではありませんか。
姿も背景が少し透けて見える程度からしっかりとした実体になっているのでこれで優希さん以外にも私を見られるようになりました。
「へー、見事なビフォーアフター……。」
「えへへ、見事なものでしょ?こんな感じで実体化できるのは精霊の中でも一部だけなんですよ?」
と、こんなやりとりをしていたらコンコンと扉がノッ
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