The first season 〜人と獣〜
第一章 【獣の勇者】
第一狩 《出会い》
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ァァァァァァァァァァ!!!!!!!!”
「これでしばらくめまったままだろ。んじゃその間に俺は失敬!!!」
花煽は急いで走り出す。しかし....
“グゥルアァァァァァ!!!!”
恐暴竜は咆哮をし、暴れだした。
「なっ!!シャレなんねーぞこれ!!」
実は花煽が恐暴竜を誘い込んだ場所は丸く氷に囲まれ、今来た一本道と空しか逃げ場がない。しかも今花煽は一番奥にいて逃れることができない。
「クソッ!!どうすりゃ!?」
どうするか考えている花煽に恐暴竜の大振りの尻尾が直撃した。考えていたので恐暴竜の動きに気づかなかった。
「ぐうぅぅは!!!!」
花煽はそのまま吹き飛び、壁に叩きつけられた。そこに運悪く恐暴竜がめまい状態から我を取り戻した。花煽は逃げようと立ち上がろうとするが、さっきの攻撃で体がいうことをきかない。特に花煽は双剣使いなのでなるべく装備を軽くしていたため、ダメージがモロに花煽を蝕んだ。
「あ〜.....こりゃ駄目だ。」
そうしている間にも恐暴竜はこちらに向かってきている。その顔はまさに獲物を追い詰め、勝ち誇った顔だった。そして恐暴竜は体制を低くした。あれは突進の構えだ。このまま押し潰してトドメを刺す気だろう。
「うわ〜....一人で狩りとか来るもんじゃなかったな。次は誰か誘おう..........次が合ったらね。多分ないな。」
恐暴竜が走って来た。花煽は最後まで恐暴竜と向き合った。
(今行くぜ.....ちょっと早いけど怒んなよ.....)
“グゥルアァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!”
と、その時!!!!
“ズサン!!!!”
「な、なんだ!?」
何と恐暴竜の首の辺りに何かが攻撃し、ソコから恐暴竜特有のどす黒い血が吹き出している。
(ようわからんが!!!!!)
花煽は最後の力を振り絞って立ち上がり、そして抜刀して叫んだ。
「ここで殺る!!!!!」
花煽は突然の攻撃で混乱している恐暴竜に向かっていく。そしてさっきの謎の傷めがけ双剣を重ねて突き刺す。
“ギャアァァァァ!!!!!”
恐暴竜は暴れた。しかし花煽は双剣を突き刺し続けた。すると恐暴竜が一際大きく暴れた。それと同時に花煽は地面に落ちてしまった。
(クソッ!!!ここまでか!!!)
花煽が顔をあげながら思う。しかし恐暴竜は一瞬こちらを見たがすぐに体の向きをかえどこかに歩いていった............
「た、助かった.....のか?」
花煽は座り込み、とりあえず生きてることに喜びを感じた。しかしすぐにあることを思い出す。
「あ、そういえばさっき恐暴竜に攻撃したのって........」
「俺だ。」
花煽はすぐ
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