The first season 〜人と獣〜
第一章 【獣の勇者】
第一狩 《出会い》
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は少し恥ずかしかったがすぐに受け入れた。
その後、花煽はしばらく小咲と談笑していた。
「ふぅ、さぁむぅ.......こんな〜ときにはホットドリンク〜♪」
『氷海』周りは氷に囲まれており、海には氷が浮いている。激しい吹雪の中、花煽は白兎獣の討伐に来ていた。ちなみにいま装備している武器は〈双剣〉“紅蓮爆炎刃”である。花煽は一応双剣使いである。
(......しかし、小咲が言っていた事は本当だろうか.....)
花煽はホットドリンクを飲みながら小咲との会話を思い出していた。
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「ねぇ凉ちゃん。こんな話知ってる?何でも、人でもなくってだけどモンスターでもないそのちょうど間を取ったような生き物が目撃されたって話!!!」
「おっ!なんだそれ、詳しくおしえてくれ!!」
「えぇとねーここ最近、うちの集会所の担当してる地域で狩猟しているハンターが何人か目撃しててねー。その姿は人の姿を保ちながらも翼が羽ばたき、尾を振り、体には鱗ができていてまさにその姿、『火竜』......だって。」
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「どうだかねぇー......」
そうつぶやきながら考えていた。すると向こうから何かが突っ込んでくる。あの腹滑り、間違いない。今回の目標、『白兎獣』だ。
「ま、そんなことより....」
花煽は抜刀した。
「まずはお仕事、お仕事!!!!♪」
花煽はまず、白兎獣の突進を受け流しながら、後ろ足を斬りつける。すると白兎獣は『ギャア!!』と短い悲鳴に似た鳴き声を放った。
「お、いきなり会心の一撃、今日は〜運がいいねー♪」
白兎獣は後ろ足で立ち上がり、威嚇のような咆哮を放った。しかし花煽は臆せず斬りかかる。
「くらえ!!俺流○ターバースト?ストリーム!!!!」
キリt......じゃなく花煽は白兎獣の立ち上がっているすきをつき、腹に16連撃を食らわす。と同時に紅蓮爆炎刃の爆波属性で白兎獣は爆発し、後ろに吹き飛んだ。花煽はさっきのボケに誰もつっこんでくれないむなしさを堪えながら、追撃をくわえる。
走り込み、体を回転させて回転斬りをくらわした。そして、ある程度攻撃をくわえたら後ろに飛びしさった。
白兎獣は疲れているようで、息を切らしこちらの様子を疑っている。そしてその体には花煽がつけた傷跡がいたる所についている。だがまだ倒れるには早すぎる。
「どうした?まだまだへばるわけないよな!!?かかってこいよ!!!!」
白兎獣はそれに反応したかどうかは定かじゃないが、その太い両腕を振り回しながら、花煽に
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