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剣聖龍使いの神皇帝
第1巻
実技授業
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両手を回して羽交い絞めにしてくる。俺はホントにいいのか?と思ったが既に遅しだったので、プラーナが宿った両腕を軽く握ってから、難なくサツキを祓い取った。それを見たクラスメイト達に田中教師はこちらに注目を浴びるハメになった。

「嘘!だって私今、金剛通を使っているのよ、なのになぜ諸葉は軽く払い除けたの!?」

「体を硬化させる事により防御力が上がるのが『金剛通』なのだが、俺にとっては軽いな。それにだ、俺は白鉄や黒魔でもないイレギュラーなもんだと言う事は田中先生も知っているはずですが?」

「そ、そうだったね。灰村君は、他の力に目覚めた希少な《救世主(セイヴァー)》だと言う事を。だから灰村君の格好はこことは大違いな服装だったね、私達には見えないけど、何らかの力を纏っているという事を」

そう言ってから、俺は仕方が無いと思い、皆にも見えるようなオーラを全身から出したのだった。色は金色だったけど、田中教師とは大違いな量のオーラで光り輝いていたので光を抑えたのだった。そして俺はオーラは放ちながらであったが、皆に教えようとした。

「サツキ程よりあるが、俺でよかったら皆にコツでも教えようか?」

すると皆はそれぞれの感想を言いながら、コツを教えようか?と言った途端に見えなくなった俺のオーラ。クラスメイト達が怒涛の勢いで囲もうとしたら、沙紀がISを展開してシールドビットで俺を護るようにしていた。沙紀の容姿は、サバーニャで全身装甲であったのか、あれは何だ?と思ったに違いない。

「あー、沙紀が纏っているのはISという技術で作られたもんだ。俺が教えるから、さっさと離れろ」

ISという事で、ソレスタルビーイングが持っている技術だと知った者も多いが、流石は俺の護衛者である。サツキはプクーと膨れていたが、沙紀は既に展開解除していて隣にいたが、まだシールドビットが周辺で浮かんでいた。

「では早速レクチャーするが、利き腕の掌を痛いくらいに思い切り開け」

サツキの俺は聖剣の守護者で静乃の俺は冥王シュウ・サウラであるが、今の俺は蒼い翼やソレスタルビーイングで教えるかのような言葉選びで指示をした。貫録のある仕切り出したが、実際前線で大活躍の司令官だ。囲んだ男女が、言われた通りにすると次に指示を送った。

「次に、今度は痛いくらいに拳を握る事だ。その二つ同時に繰り返しでやってみろ」

これのレクチャー方法は、至って簡単だけど実際にプラーナを出そうとしても難しい事だ。拳が開くようで開かない、握れないように握り込めないという風に手がぷるぷる震えている。掌が熱くなってきたやこの感じは夢の中で体験したとかで、クラスメイトの大半達が騒ぎ出した。

「実際にプラーナを出せるようになるまではかなり時間が必要だが、特訓あるのみだ。この時間はそのためのモノ
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