第1巻
早朝鍛錬日課×学園生活二日目実技場
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らずに少しパニックになっていたのか、気味悪そうに自分の体を抱く。
「武道館の中は特別な《アンセスタルアーツ(源祖の業)》によって異空間になっているの。簡単に言えば『夢の世界』ね。その境界線をまたいで、嵐城さんは『酔った』のよ」
静乃の解説により、俺と沙紀は納得したがサツキだけはますます気味悪そうになっていた。
「な、何で異空間に何かなってんのよ?」
「仮にこの中で大怪我をしたとしても、外に出れば無事元通りになるという事だぞ。サツキ、中なら大暴れ出来ると言う事だ」
「ああそういう事・・・・って何で兄様も知っているの?」
「お忘れですか?諸葉様は蒼い翼と強い繋がりを持っているとの事を」
学校にこういう大きな施設を作ったのは、この学園創設した時に設営したもんだ。普通なら『この先から異世界で』と言ったらぶっ飛んでいると言うだろうが、この学校では普通の事だ。ちなみに俺と沙紀の服装はサツキと静乃とは大違いな服装をしている。沙紀は変わらないが、俺は真っ黒の戦闘服を着ている。これについては後程答えると二人には言ってある。アリーナーに入ると、既に四クラスの担任が来ていて、生徒は各クラスごとに固まっていた。チャイムが鳴ると俺ら一年一組は田中教師の元に集まる。列を作り、体育座りはせずに皆は思い思いの場所に立ったり座ったりしていて、田中教師の講義を聞く。俺、サツキ、静乃は三人一緒になって床に腰かけるが服装で目立つが、気にしない方向にして沙紀も後方に立っている。ちなみに一人遠巻きに座っている大柄の男子を見つけたが、アイツが俺の相手かと思った。
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