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ドリトル先生と学園の動物達
第八幕その十
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それで、というのです。
「海の幸には困りません」
「そういうことですね、しかしそれはイギリスもだったのですが」
「海の関係ですね」
「日本の海は色々な幸がありますが」
「イギリスの海は、ですか」
「日本に比べるとかなりです」
 そうしたものが乏しいというのです。
「いや、ですからシーフードカレーも」
「お好きなのですね」
「チキンカレー、カツカレーの次によく食べます」
「では今度如何でしょうか」
 日笠さんは動物の皆の予想通りです、先生にまた言いました。
「そのシーフードカレーを」
「ご馳走して頂けるのですか」
「はい、私はカレーが大好きで」
「作ることもですか」
「はい、好きです」
 それで、というのです。
「先生さえ宜しければ」
「そうですか、それでは」
「何時でもお声をかけて下さい」
 その時にというのです。
「シーフードカレーを作らせて頂きます」
「わかりました、それでは」
 先生は日笠さんに笑顔で応えます、そうしてでした。
 先生は動物達の虫歯の治療を続けていきます、ただその中で先生は日笠さんと皆が喜ぶことを約束しました。
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