暁 〜小説投稿サイト〜
光明の魔導師〜眩き妖精の物語〜
六魔将軍編〜ニルヴァーナを死守せよ!〜
旅路は山あり谷あり闇ギルドあり?
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に、馬車を動かしてた男は息を引き取っていた。

つーか六魔将軍がもうここに到達してんならモタモタはしてらんねえな。



「お前らも六魔将軍の兵隊か。クソッタレ。ああクソッタレ!数が多いいんだよクソ!」



奴らが一斉に襲いかかってくる。しゃあねえ、いっちょ本気でやるか。



「一撃で決めてやる、後悔すんなよ…」



強く地面を蹴って魔力を使い浮遊、腕を2振りして複雑な魔法陣を真下に向かい描く。



「禁忌魔法!天照・百式!!」


その直後、樹海が激震し、奴らがいた所は跡形もなく、吹き飛び巨大なクレーターが形成された。


「さて、集合場所に行くか。」


集合場所めがけて、魔力ブーストを使い飛んでいく。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・



集合場所付近で人影が見えたので上空から見てみると、赤い髪の女が倒れておりその横で男2人が口論をしていた。何やら不穏な空気だ。ってあそこにいんのシャルルか。とりあえず降りるか。



シュタッ!と地面に着地すると、



「誰だ貴様は!」



「六魔将軍のヤツか!」



と警戒態勢を取られたのでとりあえず両手を挙げて抵抗の意思がないことを示す。



「遅れてすまん、俺は化猫の宿のフーガ・フォーマルハウトだ。つーか俺をあんなびっくり人間衆と一緒にするんじゃねえ。」



「お前が……」



「見た所フルメンバーかと思ったがウェンディがいないな、あいつどこいった?」



「ウェンディが六魔将軍に連れ去られちまった…」



桜髪の男が答える。
てか今なんて?ウェンディが連れ去られただと?



「おいあんた!それ本当か!」



「フーガ!一回落ち着きなさいよ!」



俺が掴みかかろうとした時、シャルルが俺の襟元を引っ張る。



「わ、悪い。つか、誰か状況を説明してくれ。」


「僕が説明するよ。」



すると茶髪のホスト風の男が答えた。



「集合場所が六魔将軍にバレていてね。僕たちは先ほど襲撃を受けた。ジュラさんと一夜さんは傷を負いエルザさんは敵の毒にやられてしまったんだ。」




「で、ウェンディが連れ去られたのよ。」



金髪の女が付け加える。




「あとハッピーもだ!!!」



「ハッピー?」



「俺の仲間だ。」



「オスネコよ。」




そうか、そんな事があったのか…



「ちなみにエルザだっけ?ウェンディがいれば解毒出来るぞ。」



「あの子が解毒の魔法を?」



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