六魔将軍編〜ニルヴァーナを死守せよ!〜
旅路は山あり谷あり闇ギルドあり?
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かりな作戦に子供をよこすなんて…それに1人は遅刻ですって…?化猫の宿はどういうおつもりですの?」
「あら、それだけじゃないわよ。ケバいお姉さん。」
「シャルル!」
シャルルが入ってきてウェンディが声を上げる。
「ネコ!?」
「もしや遅刻の1人というのは…」
ジュラがシャルルに疑問の表情を浮かべるが、
「いいえ、違うわ。"彼"はもう少ししたら来るでしょうね。」
「む、そうか。」
「あ、あの……私、戦闘は全然できませんけど、皆さんの役に立つサポートの魔法いっぱい使えます…だから、仲間外れにしないでください〜」
涙目になってぐずってしまうウェンディ。
「もう!そんな弱気だからなめられるのよあんたは!全く、あいつがいないとすぐこうなんだから…」
そんなウェンディをシャルルが嗜める。
「すまんな、少々驚いたがそんなつもりは毛頭ない。よろしく頼む。」
「うわぁ、本物のエルザさんだよ、シャルル。」
「思ってたよりいい女ね。」
そんな中、シャルルに熱い視線を送る猫がいた。
シャルルは興味なさそうにシカトするが、
「おいらの事知ってる?ネコマンダーのハッピー!」
またしてもシカト。
「てれてる…かわいい〜」
「相手にされてないように見えるけど。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一方、俺は闇ギルドの連中をボコボコにした後、集合場所まで馬車で移動していた。え?間に合うのかって?遅刻は確実だな。こりゃ。だから急いでもしょうがない。どうせ遅れるなら俺は俺のペースで行く。それが俺流。なに、作戦なら大丈夫だろう。メンバーが多少遅刻したところで向こうには妖精女王《テイターニア》、火竜《サラマンダー》、何よりも聖十大魔導のジュラもいる。うちのような地方ギルドまで名が轟いている人物だ。相当のものなのだろう。それに他のギルドのメンバーも精鋭揃いのハズだ。
なんて思いながら馬車に乗っていると、
ドコォッ!!!!
不意に横からとてつもない衝撃を受けた。
「なんだなんだぁ!?」
外に出てみると、
「まーた囲まれちまったよ…厄日だな、今日は。」
闇ギルドと思われる奴らに囲まれてた。ここは既に樹海。作戦の地だ。こいつらが六魔将軍の傘下のギルドだとすると、六魔将軍はもうこの樹海に到達しているとみていい。
「あーあ、死んでやがらぁ…」
かわいそう
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