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俺が愛した幻想郷
俺は愛せる? 幻想郷...
式神の力ってすげぇ...
第十五話 綺麗な物には棘がある
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ろここでバレない方がおかしいが、増しにわからなかったらちょっと頭の回転の方が遅いと思われますが。橙は目玉焼き好きと言う設定が俺の中で増えたのだった。っと言うかこの茶番なんだよ

「そもそもこの茶番はなんなんですか...」

「丁度今俺も考えていたぞ。それ」

なんの空間もない。なんの空気の説もない。橙がひたすら俺をジト目で見つめるだけだ

その場にたたんで置いておいたズボンと服を持ち上げ、二言

「とりあえず。下行くか」

「せやな」


ん...? 橙、今なんて?



■■■



皆さんは... 目玉焼きに調味料を足すとしたら、何を足しますか? お醤油、塩、胡椒、ケチャップ、マヨネーズ。その他いろいろありますが
僕ですか? "そぉっす"ねぇ。"ソース"ですかね。ちょっと"かけて"みました。ソースだけに...なんつって



「ありえないですよ。なんでソースかけるんですか... 何もかけないで食べるのが一番ですよ」

「何を言う。ソースをかけるのが一番だ」

「何を言っているのあなたたちは... 食べてしまえば一緒でしょう?」

「「笑顔でマヨネーズたっぷりかけてるあんたに言われたくねぇよ(ないですよ)」」

八雲家の食卓は橙と俺のツッコミから始まったのであった...

「あと藍さん... 笑顔が引きつってるけど。目玉焼き嫌いか?」

「なっ。そんなことは無いぞ、橙が好きな物は私も好きだからなっ!」

恐らく目玉焼き... そもそも卵が嫌いであろう藍さんは焦り反論する。そこで、俺の前に居る橙は何かに気づいたのか、ひらめきの表情を見せてこう言った

「藍様。"味を何もつけない"で食べてください」

橙は笑顔だった、笑顔で藍さんに向かって言っていた。そう、笑顔だった。とても悪意を感じる満面の笑みだった
この子は悪魔だ。何度となく思って来たが本当に悪魔だった。味を何もつけないで食べる... つまりそれは、その食べ物その物の味を楽しんで食べると言うことだ。藍さんにしては地獄でしかないだろう... ただでさえ嫌いな目玉焼きに、味を付けず、嫌いな味を"楽しむ"のだ。いや、ここ場合は楽しむではないな... "苦しむ"のだ

この答えに行き着いたときには時既にO★SU★SI
顔を真っ青にしている藍さんとちょっと前までのを遥かに超える悪意の笑みを浮かべている橙が居た

何も、何も考えていないフリして食べよう。果たして、いつ俺が藍さんの立場になるのだろうか... おお、神よ。私を救いたまへ



■■■


地獄の朝ごはんを終え(藍さんに至ってはオエェ)身だしなみやらなにやらも整え終わり、外に出た
そうそう、脱いでたたんで持ち上げった服とズボンはご飯を食べ
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