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インフィニット・ストラトス 〜超鬪士、見参〜
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、そこそこの高度まで上がった所で

「変形、ガストランダー!!」

重戦車形態であるガストランダーに変形し、自由落下に身を任せながら照準を合わせる。

「オメガ・キャノン、ドリル・アタック!!」

2門のキャノン砲を叩き込みながら再びエネルギーフィールドを纏い、背中を掠らせる様にしてビット兵器を破壊する。着地と同時に人型へ変形しながら、胸部にエネルギーを集める。最低出力のエネルギーが貯まった所でセシリアの方を向いて胸を張る。

「ファイナルビーム!!」

ファイナルビームの直撃を喰らい、絶対防御が発動したのか気を失って落ちて来るセシリアを受け止める為に走り出そうとした瞬間、白いISを身に纏った一夏がセシリアを受け止める。

「おっ、それが一夏のISか」

「イルム、お前!!」

「何を怒ってるんだ?」

「どう見てもやり過ぎだろうが!!こんなになるまで傷つけて」

「傷つけてって、よく見ろ一夏。オレは一発しか直撃を食らわしていない。ISは派手に壊れている様に見えるが表面だけだ。最後のファイナルビームも最低出力で撃ってる。今は絶対防御が発動して気絶しているだけで外傷はほとんど無い。ISって言うのはそう言う物なんだよ。これ位で一々怒ってたら身が持たねえよ。それから勘違いをしているぞ、一夏」

「勘違い?」

「ISはな、スポーツの道具なんかじゃない。歴とした兵器なんだよ。そうじゃなきゃ、IS用の武器なんて作られねえ」

「違う、絶対に違う!!」

「違わねえよ。作られた当初はそうじゃなかったのかもしれないが、白騎士事件で世界はISを兵器だと認識した。そしてそれを作った本人が否定しないどころか肯定と取れる行動をした時点でお前が喚いても変わりはしない。まあ、その判断は5年前から正しくなったがな」

「5年前から正しくなった?」

「知りたきゃ強くなれ、一夏。そうすりゃあ、事が起こる前に真実に触れる機会が訪れるかもな」

まあオレも親父がSRX計画に参加してなければ知らなかっただろうがな。

「ほれ、そのままだとセシリアが危ないからピットに置いて来い。待っててやるから」

セシリアを抱えてピットに戻っていく一夏を見送りながら管制室の方に通信を入れる。

「どういうことなんですか?試合中に乱入するなんて」

『……カザハラ、やはりお前はSRX計画の一員だったか』

「その質問に答える権利はオレには有りませんよ。そっちもそうでしょう、ISX計画の一員で候補生を選出・養成を担当する織斑千冬少佐」

『そうだったな。最初の質問だが、織斑のISは零落白夜を装備しているようだ。それによってアリーナのシールドを斬られた』

「零落白夜?それって、織斑先生の暮桜の専有能力だったはずじゃ
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