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魔法少女リリカルなのはsts 防人衛編
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そして天井が崩れて大きな破片が降り注ぐ。

「ちっ、武装錬金、破壊男爵(バスターバロン)!!」

破壊男爵の右腕だけを精製し、落石を防ぐ。その隙に少女はガリューと呼ばれた人型の昆虫に抱えられて空へとあがる。

「逃げられたか。追う必要はないな」

崩れた天井を見上げると綺麗な空が見える。その空に見たことのない型のヘリが飛んでいる。時空管理局のマークが入っていたのでおそらくはあの少年達が呼んだ者達だろう。とりあえず回収したロストロギアを渡して、事情を話して地球に戻らないとな。なのはちゃん達も心配してるだろうし、無事だって事を連絡しないとな。

戦闘音が聞こえ、桃色や金色の魔力光が空を飛び交っているのを眺めながら陸戦を行っている場所を目指す。私が辿り着いた時には既に戦闘は終了して見知った顔が悔しそうな顔をしている。

「何を悔しそうにしているんだ、ヴィータ?」

「見てて分からねえのかよ!!まんまと出し抜かれ」

そこで言葉が途切れ、幽霊でも見たかの様な顔で私を見つめる。

「ブラボー!?お前、今まで何処に居たんだよ!!なのはもフェイトもはやても、皆心配してたんだぞ!!」

「ああ、やっぱり心配をかけて、あれ?なんでヴィータがミッドに居るんだ?距離的に考えてまだ第138管理外世界に居るはずじゃあ?」

「は?」

「は?」

二人の間で情報の誤差があるようだ。一旦、落ち着いて確認しよう。

「よし、ヴィータ。とりあえず確認しよう。私は第138管理外世界になのはちゃんとヴィータと共に天候操作型のロストロギアの回収に向かったよな」

「ああ、そうだ」

「そこで私は暴走したロストロギアのエネルギーに飲み込まれそうななのはちゃんを庇って、そのエネルギーが産み出した次元震に巻き込まれた」

「そうだよ。それから私達はお前の事を捜したよ!!だけど全然見つからなくって、なのはは自分の所為だって思い込んで自分を追いつめて、一時は自殺までしそうになったんだぞ!!お前、7年間も連絡も無しに何処行ってたんだよ!!」

そうか、私はそこまでなのはちゃんを追いつめてしまったのか。というか、7年も誤差が出てるのか。

「なるほど、状況は理解した。私はあの次元震に飲み込まれた後、気付けばここの下水に倒れていた。簡単に言えば私はあの次元震によって未来に飛ばされたんだよ。私にとって次元震に巻き込まれたのは2時間程前の出来事なんだよ」

シルバースキンの帽子を外して顔を見せる。その顔を見てヴィータも納得したようだ。なんせ7年前の任務の際に立ち寄った村で野良猫に引っ掻かれた痕が残っているのだから。

「それにしても7年か。長いな。戸籍上は私は三十路か」

「あんまり女の前で年齢を数えるなよ」

「なのはちゃ
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