魔法少女リリカルなのはsts 防人衛編
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「よし。では私はもう一つのロストロギアの回収に向かう」
「もう一つですか?」
「ああ。私が拾ったそのロストロギアなのだが、この少女に繋がれていたケースから回収したのだが、ケースに使われていた鎖の長さからもう一つ繋げてあったのが切れているようだ。私はこれからもう一つのケースの回収に向かう。おそらくだがそのケースを狙っていると思われるドラム缶型のロボットがまだ残っている」
「ガジェットが!?なら余計に一人で行かせる訳には行きません」
「問題無い。これでも私も民間協力者だ。魔力こそ持たないが、大抵の輩に遅れは取らんよ。ここに来るまでも十数機は落としている。ちっ、もう追い付いたか。少年、この少女を預ける。守ってやれ」
赤毛の少年にヴィヴィオを預けてジャンプする。ビルの壁を蹴り、再び地下に向かって蹴りを放つ。
「流星・ブラボー脚!!」
昇って来ようとするガジェットを破壊する。そして今まで駆けてきた道を戻り始める。ヴィヴィオが歩いてきたと思われる先にもう一つのケースがあるはずだ。
「邪魔をするな!!」
何処からともなく沸いてくるガジェットを殴り壊しながら前進を続ける。やがて大雨が降った際に洪水を防ぐ為にプールする部分に辿り着く。そこの中央付近に件のケースを発見する。拾って中身を確認するとそこにはあのロストロギアが入っていた。
「うむ、鎖の反対側も終わっている。これ以上はなさそうだな」
これ以上の交戦は無駄と判断してすぐさま撤退に移ろうとした所で背後から休息に接近する気配を感じる。その気配に対して回し蹴りを放つ。
「ほう、人型の昆虫か。ミッドにそんな者が居るなど聞いた事が無いな」
回し蹴りを受け止めた人型の昆虫を見ながら考える。ミッドのそれも下水施設にこんな奴が居るということはこのエリアに召還魔法を持つ者が居ると言う事だ。私は回し蹴りを受け止められた状態から力づくで昆虫を吹き飛ばし核金を取り出して展開する。
「武装錬金、ヘルメスドライブ!!」
新たに展開したのはレーダーの武装錬金であるヘルメスドライブである。意外な事に召還士はすぐに見つける事が出来た。目の前に居る昆虫を引きつけながら召還士との距離を離していく。そして十分に引き離した所で召還者の元にヘルメスドライブの能力で転移する。
「民間協力者のキャプテンブラボーだ。現在、私はロストロギアの回収に動いている。邪魔をすると言うのなら君を拘束しなければならない」
「っ!?」
転移して驚いたのだが、召還士は先程出会った少年少女達と同じ位の少女だった。
「抵抗の意志がないのならあいつの送還しろ。抵抗するなら多少の痛みと怪我を覚悟しろ」
「地雷王!!ガリュー!!」
少女が叫ぶと同時に激しい揺れが私達を襲う。
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