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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth21神よりの告知は絶え、そして天地の礎は起きた〜?.TEMEN.AN.KI〜
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と助言。ならば障壁をと判断し、パンツァーシルトを展開。シュリエルが「防御もダメだ、貫かれる!」と言う。
しかし「ん?」いや完全に防げたのだが。ウルリケですら「え・・・?」防がれると思っていなかったのか呆けている。ヴィータ達の障壁は貫け、私の障壁を貫けなかった理由・・・それは間違いなく「ヴィータ! そのカートリッジを使え!」オーディンのカートリッジだ。
我らの魔力とは何かが違うオーディンの魔力。ヴィータも「応!」と装填、ロード。直後、「うおっ? なんだこれ!? すげぇっ!」と驚愕したヴィータは、うおおおおおお、と昂っていた。

「ブラッディアの血の優位性が崩れた・・・!?」

『ウルリケっ、フィーアっ。あたし達の勝ちだ!』

『ゼクス・・・! (フュンフ)を討った愚か者がっ!』

「第三位がこのようなところで討たれるわけには・・・!」

――グラオザーム・ケッツァ――

血液の大鎌がいくつもの触手となり、我らに向かって伸びてきた。ヴィータの「おらぁぁああ!」シュワルベフリーゲンが迎撃、一撃のもとに粉砕した。血液の大半を失い攻撃が途絶えたウルリケへ突撃。“レヴァンティン”を横一線に薙ぎ払うが、「なんてこと・・・!」ウルリケは後退し回避。

「テートリヒ・・・シュラァァァーーークッ!」

後退した場所にはすでにヴィータが回り込んでおり、“グラーフアイゼン”の一撃を繰り出した。僅かな血液で盾を作るがヴィータの一撃に容易く砕かれ、「あ・・がっ・・・!」ウルリケの脇腹に直撃した。ボキボキと骨が砕かれる音がハッキリと聞こえた。吹き飛ぶウルリケは地面に勢いよく落ち、しばらく転がって樹にぶつかった事で、ようやく止まった。これで終わったな。骨が折れた状態であの衝撃、内臓を傷つけているに違いない。

「さっきまでは通用しなかったのに、このすげぇカートリッジを使っただけでウルリケを倒せた・・・。なぁおい、シグナム。このカートリッジ、一体どうし――」

「ブラッディア・・の、血族と・・して・・・」

「まだ立つのか・・・!」

ウルリケが樹にもたれながらも立ち上り、自分の血液を大鎌へと変化させた。そして「フィーア! 極限強化!」と叫び、自分の命を削るかのような魔力を放出した。

「ヴィータ!」

「応よっ!」

ヴィータと挟撃を行う。“レヴァンティン”を振り下ろし、“グラーフアイゼン”を振り払う。大鎌で私の一撃を防ごうとするが、残念ながら寸断され直撃、ウルリケの右肩を裂く。裂かれた傷より血液の杭が飛び出し、「ぐっ」私の左肩を貫いた。血と魔力を吸収される感覚を得る。
ヴィータがその隙にウルリケの右脚を打ち、骨を砕いた。脚が折れた事でガクッと体勢を崩すウルリケ。斬り返す“レヴァンティン”で奴の腹を斬り裂く。今度は腹から
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