暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
四話〜剣の丘
[1/2]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
………夢を見ていた。




無数の剣の突き刺さる丘の夢。



その剣のどれも煌びやかな装飾の施された逸品であることは素人の私にもわかった。



だが、その剣には違和感があった。



何か不思議な違和感が。



詳しくはわからないがこの剣はこの世界とつながっている、と思った。



なぜそう思うのかはわからない。


でも、そう思った。



そんな時、不意に何かが聞こえる。


――――I am the bone of my sword.(体は  剣で  出来ている。)



………誰かの声。聞き覚えがある誰かの。



――――Steel is my body,and fire is my blood.(血潮は  鉄で、   心は  硝子。)



………これは……何?詩のように聞こえる。



――――I have created over a thousand blades.(幾たびの  戦場を  越えて  不敗。)



………何か……とても悲しい……(うた)



――――Unknown to Death.(ただ  一度の敗走もなく、)


――――Nor known to Life.(ただ  一度の理解もされない。)




………悲しき運命(フェイト)を背負った人の(うた)




――――Have withstood pain to create many weapons.(彼の者は  常に独り、  剣の丘で  勝利に酔う。)



………ここが、そうなのだろうか。その者が独りでいる丘なのだろうか。




――――Yet,those hands will never hold anything.(故に、   生涯に  意味はなく。)



意味のない生涯。そんな悲しいことがあっていいのか。



――――So as I pray,Unlimited Blade Works.(その体は、   きっと  剣で出来ていた。)



丘のてっぺんに人影を見た。その人は………




無数の剣に体を貫かれていた。その姿が、自分の知っている誰かと似ている気がして………





そこで、夢は途切れた。












…………………………………






「………またこの夢や」



最近よく見る夢。今日はやけに記憶に残っている。


一体なんなのだろうか。



「体は剣で出来ている…………か」



この夢は士郎たちが来てから
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ