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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico10-Bシュテルンベルクの騎士〜Perceval & Tristan〜
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ルファちゃんの意志が現代にまで続いていてくれて」本当に嬉しそうだった。
「さて。そろそろ本題へ入りましょうか」
パーシヴァルが真剣な顔となった。それで俺たちも居住まいを直して話をする姿勢を取る。そんな中でトリシュがソファからひとり離れ、近くにあった美術品のようなナイトテーブルへと向かった。
「アインス様、シグナム様、シャマル様、ヴィータ様、ザフィーラ様。皆さんの真実について、なんですが・・・」
「それについては・・・なんですけど、パーシヴァルさんとトリシュちゃんは、アインス達の外見に変化が無いことについてはどう思うてます?」
はやてがいきなり核心について切り出す。と、「エリーゼ様の日記です」トリシュが1冊の鍵付きの書物を持って戻って来たかと思えば、そう言いながらテーブルの上に置いた。
「エリーゼ卿の日記の中でも特別な物で、いつの日か再びアインス様たちと出逢えた時、開帳を許す、というものです」
「歴代当主とその親・兄弟にのみに受け継がれてきた物なんです。みながその条件に従ってこれまで開帳せずにいました。ですけど、兄様の代で皆様と会うことが出来ました」
「そういうわけで、皆さんと出会ってから今日までの1週間。俺と妹は、このエリーゼ卿の裏日記を開帳し拝読しました。そして知ることが出来ました。アインス様たちの真実を」
「闇の書の管制融合騎と守護騎士ヴォルケンリッター。それが皆様の正体なんですね」
パーシヴァルとトリシュに見詰められたシグナム達は、その視線から逃れようとすることなくしっかりと受け止めている。そのまま俺たちは“闇の書”事件の大まかな全容を話した。
まずは俺とはやての出会いから。次いで“闇の書”との出会い。それから俺が楽園の番人パラディース・ヴェヒターのランサーとして犯罪者狩りを行い、あとからシグナム達が参戦してリンカーコアを一緒に蒐集した事を話す。
「パラディース・ヴェヒター・・・!」
「一時期次元世界を席巻したあの騎士隊って、ルシル様たちのことだったんですか!?」
思ったより反応が大きくて驚いた。何故かと問えば、「兄様、ランサーにライバル意識を燃やしてしまっていて・・・」トリシュが苦笑する。聖王教会騎士団最強の槍騎士、シュペーアパラディンのパーシヴァルは、大々的にランサーと名乗って有名になった俺に嫉妬してしまったそうだ。
「あの、ルシル様って、私やハヤテと同い年くらいかと思うんですけど・・・」
トリシュからの問いに俺は、歴代セインテストの魔法を引き継いでいる、というはやて達にも吐いた嘘をこの兄妹にも伝えた。すると「オーディン様の魔法ももちろん・・・?」パーシヴァルが興奮気味に訊いてきた。
「ええ、もちろん。それと、すでに察しているかと思いますが、エヴェスト
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