暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico10-Bシュテルンベルクの騎士〜Perceval & Tristan〜
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あるディナス・ラインラント・ハーメルンなのです。アンナ・ラインラント・ハーメルンの子孫です」

やはりか。このコーヒーの風味はアンナの出すものだ。そうか。彼女の子孫が居て、その味も受け継がれて来たんだな。ヴィータとシャマルとアインスは「おお!」と嬉しそうに表情を輝かせ、シグナムとザフィーラでさえも「そうか」と一言漏らして微笑んだ。

「お呼びしましょうか? ディナスは今、キッチンで夕食の仕込みを行っているんですが・・・」

「お仕事中でしたら悪いんで・・・。みんなもそれでええな?」

はやてに訊かれたシグナム達は首肯した。

「あ、兄様。ハヤテ達を夕食にご招待しては? その時にディナスを紹介しましょう」

「実に良い提案だ、トリシュ! 夕食だけでなく泊まっていってもらおう!」

「素敵です、兄様! そうしてもらいましょう!」

パーシヴァルとトリシュが手を取り合って俺たちの意見を聞かずにサクサク決めた。とりあえず「今日明日とお休みやから問題は無いですけど・・・」はやてが俺たちを見た。学校はちょうど土日で休校だし、局の仕事も八神家全員の休日が重なるように調整してある。俺たちははやての意思に任せるということを伝えるための首肯を1回。

「ん。それじゃあ、お言葉に甘えて1泊させてもらいます。お世話になります」

はやてがお辞儀するのに合わせて、「お世話になります」俺たちもお辞儀した。そんな中で「わたしは? わたしも一緒でオーケー?」シャルがそわそわしながら確認した。パーシヴァルとトリシュの返答は「もちろんオーケー♪」だったため、「よしっ! お風呂はみんなで一緒に入ろうね〜♪」とシャルがはしゃぐ。

「俺も一緒に良いのか!?」

「パーシヴァル君は裏庭の池にでも浸かってれば〜♪」

「兄様、冗談もほどほどにしてください。リインが困ってます」

男と一緒にお風呂に入るという話を聞いて「あぅあぅ」顔を赤くしているリイン。生まれたばかりと言えでも少女としての恥じらいは十分に持っているからな。そんなリインを見たパーシヴァルが「あはは、ごめん、ごめん。冗談だからな」頭を下げて謝る。すると目に見えてホッとするリインにみんな微笑ましくなる。

「なあなあ。モニカとルファの子孫って何してんだ? そのディナスって奴と一緒でこの家のメイドなんか?」

「はい。でも今はもう1つの職業の方へ行っています」

「もしかして、お医者様だったりする?」

「シャマル様、正解です♪ モニカ様の子孫ニミュエと、ルファ様の子孫ヴィヴィアンは医者として、聖王医療院でお仕事しています。ちなみに聖王医療院を開院したのは、2人のご先祖なんですよ」

自慢げに教えてくれたトリシュ。それを聞いたシャマルは「嬉しいわ、ホント。モニカちゃんと
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