暁 〜小説投稿サイト〜
剣の世界の銃使い
この世界での目標
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きたが、表情を変えずに返答する。

「義務ね・・・。それじゃ、軍の人たちはどんな権利を俺らにくれるんだ?」

「この世界からの解放だ!そのために我々は戦っている」

解放ねぇ・・・。まあ、確かに言ってることは立派だけどさ。そろそろ俺も帰りたい。というわけで、対軍用の手札を一枚切ることにする。

「前にたった4人に負けたのはどこのどいつらだ?その程度で最前線に出てきて、言い散らすとはな」

「なっ、なぜそのことを知っている!?」

そりゃ当事者だしな。あんまりいい思い出でもないが、使えるものは使っておく。あれは珍しく俺らではなく、軍のほうから売られた物だったし、俺らに非は・・・・・うん、無いと言いたい。いつもは俺ら、というよりラウ姐が何か吹っかけてたのが普通だったし。

「それじゃ、シンカーさんによろしく言っといてくれ」

話を一方的に切り上げ、形だけの一礼をしてから立ち去る。一応の礼儀というやつだ。軍にはまた今度、ちゃんとした謝罪しに行かないとなー等と思ってたこの時は、この後のあんなことになるなんて思ってもみなかった。
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