第四章
[8]前話
「重いからね」
「脂肪よりもずっとね」
「だからなんだね」
「そう、その分ね」
それこそというのだ。
「体重がかえってね」
「減っていなかったんだ」
「そのこともあったのよ」
「成程ね、そのこともあってなんだ」
「思ったより痩せなかったのよ」
「そうした事情だったんだ」
「そうなの、いや計算違いがあったわ」
それも二つもだ、エルシャは苦い顔になって述べた。
「食べやすくてかえって食べ過ぎて」
「運動で筋肉がついて」
「その分だけね」
「体重は減っていなかったんだね」
ビルもここで納得した、そしてだった。
彼はあらためてだ、こうエルシャに言った。
「じゃああらためてね」
「ダイエットね」
「そうしよう、今度は食べる量を考えて」
「そして筋肉のことも頭に入れて」
「体重だけじゃなくて脂肪率もね」
それも見て、というのだ。
「やっていこう」
「それがいいわね」
エルシャもビルのその言葉に頷いて言った。
「次はね」
「うん、あらためてね」
「二人でね」
確かに目標には届かなかったが気落ちはしなかった、それでだった。
二人は気落ちせずにまたダイエットに挑むのだった。前の失敗とわかったことを参考にしてだ。そうしてまたダイエットに二人で挑むのだった。
ダイエット 完
2014・12・15
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