第一章
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ダイエットフード
アメリカロサンザルスのビル=マックスは悩みがあった、それはカレッジでの成績のことでもアルバイトのことでもなかった。
彼女であるエルシャ=サンドにだ、巨大なアメリカならではのハンバーガーをハンバーガーショップで食べながら言うのだった。
「遂に百キロをね」
「超えたのね」
「うん、そうなんだよ」
食べながら言うのだった。
「遂にね」
「最近特にね」
エルシャの方もビルに言う、チキンナゲットを食べながら。
「ビル太ってきたわよ」
「そうだよね」
「これ以上太ったらね」
それこそと言うエルシャだった。
「身体によくないわよ」
「そうだよね、やっぱり」
ビルはここで自分を振り返った、確かに最近身体が太って来てだった。それで体重も増えてきている。背は一八〇で体重が百を超えているのだ。
明らかな肥満だ、それで自分でも言うのだ。
「肥満は健康の大敵」
「何とかしないとね」
「身体によくないね」
「何かとね」
「じゃあどうするかだよ」
ビルはかなり理知的にエルシャに言った。
「これから」
「肥満解消にはね」
「やっぱり身体を動かして」
「あと食事よ」
まさにそれだというのだ。
「食事をどうするかよ」
「最近ハンバーガーを食べて」
「フライドチキンにピザにね」
「アイスクリームにコーラ」
「パンケーキにもシロップたっぷり。ちょっとね」
こうしたものばかり食べていると、というのだ。
「よくないね」
「ええ、身体を動かして」
「食事もだね」
「変えれば」
そうすればというのだ。
「痩せられるわよ」
「そうだね、そういうことだね」
「じゃあハンバーガーとかをね」
まさにそれをだった。
「食べることを控えて」
「他のものを食べるといいわ」
「何を食べようかな」
「少なくともハンバーガーやチキンナゲットはアウトよ」
エルシャはビルが今食べているものだけではなく自分が今食べているものについても言及した。見れば彼女も結構太ってきている。
「ヘルシーにいかないと」
「サラダとかかな」
「あと和食?」
「日本のお料理だね」
「そう、そういうのを食べているとね」
「痩せるんだね」
「日本人って痩せてるじゃない」
エルシャはこのことについても言った。
「観光旅行に来ている日本人は」
「そうだね、殆どの日本人は」
「和食はカロリーが少なくてね」
「ヘルシーなんだね」
「そう、だからね」
「和食に切り替えていけば」
「痩せると思うわよ」
こうビルに言うのだった。
「ビルもね。ついでに言えば私もね」
「よし、じゃあハンバーガーからだね」
ビルは丁渡食べ終えてから言った。
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