第二章
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「南って呼んで下さい」
「じゃあ南ちゃんでいい?」
微笑んで南をこう呼んだ。
「こう呼んで」
「はい、宜しくお願いします」
「私は津田佳子っていうの」
「津田さんですか」
「佳子って呼んでね」
彼女、佳子もこう返した。
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