標的11 真実U
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2人のやってきた方向をにらむジェラート。
「リースファミリーの姫にキャバッローネの跳ね馬か」
「あんた達がフィルマーレファミリーなの?」
「ああ、そうだぜリースの姫、オレはフィルマーレファミリー最高幹部『真6神官』のジェラート、こいつは『6神官』のケルベロスだ」
(真?)
ディーノとツナは今の言葉に疑念を抱いていた。
しかし、そんなことはどうでもいいのか、レイアは無視して話しを続ける。
「あんた達がうちの幹部を、いったいなんでなの?」
「そのことか、詳しくはボンゴレ]世に聞いてくれ、それにいくらオレ達でもこの4人と相手をするにはキツイ」
そう言うとジェラートとケルベロスを霧が包み込んでいく。
「じゃあな」
2人は霧の中に姿を消した。一切の気配もすべて消えていた。
「去ったか、ツナ、京子、ハル、クローム大丈夫か?」
ディーノがツナ達に駆け寄った。
「私達は大丈夫です、でもツナ君とクロームちゃんが」
京子が2人を心配そうに言った。
「オレなら大丈夫だよ」
「私も」
その言葉にみなホッとした。
「沢田君、やつらのこと詳しく教えて」
レイアは躊躇なく聞いてきた。
ツナはそれに対し黙ったまま頷く。
「−−−−てわけらしいんだよ」
「なるほどね、それで無関係なリースファミリーも狙われたってわけね」
「まさか1世紀の間も眠っていたとはな」
少し信じられないという表情のレイアとディーノだったが、理解はした。
「レイアさん、前に空港で会った男を覚えてる?」
「ええ、確かウィンディだったわね」
「あいつがおそらくフィルマーレファミリーのボスだよ」
「「!!」」
「わかるのか、ツナ」
「はい、奴は初代の零地点突破で眠らされていた、前に見た顔の傷は零地点突破を喰らった傷だったんだ、XANXUSと同じ傷だったから」
「そうか、XANXUSと同じ傷なら零地点突破で眠らされた証拠だからな」
ツナは顔を京子とハルに向けて言った。
「巻き込んでごめんね、それとこのことは誰にも言わないでほしいんだ」
京子とハルは顔を見合わせ、黙って頷いた。
「とりあえず帰りましょう」
レイアの言葉で皆はそれぞれの家に帰った。
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