第一章
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に思えた。
「気にしないで」
「そうなの」
「それでだけれど」
打ち消して妻にそれを忘れてもらう為にもだ、涼真はさらに言った。
「これからは」
「そう、ドライブを続けて」
「それで」
「ホテル?」
理央はくすりと笑って夫に問うた。
「行くの?」
「駄目かな」
「お家に帰ってからじゃ駄目?」
「家とホテルでまた違うじゃない」
何処で二人で密かにいるかどうかの問題だというのだ。
「だから今日は折角の休日だし」
「それでデートをしてるから」
「だからね」
「それでなのね」
「ホテルでね」
家で、ではなくというのだ。
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