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緋弾のアリア-諧調の担い手-
始まりから二番目の物語
第四話
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て、ひっくり返す。
そして一人、状況を理解出来ていないライカちゃんは可愛らしく小首を傾げている。


「だ、ダメですよ!そんな痛そうな事したら、時夜くんが可愛そうですっ!!」


千鶴ちゃんがそう言う。それに連れ、子供達皆が抗議して、ベッドの前で両手を広げて立ち塞がる。
それにも幼い故に訳が分からずに首を傾げるライカちゃん。


「皆さん、ご病人の前では静かにしましょうね」


メスをしまって、そう微笑む。


「冗談だから、安心してください。」


そうして、そう告げる。その刹那、後頭部を軽く小突かれた。
振り返ると、少しご立腹な顔をした凍夜が立っていた。


「……今のは冗談が過ぎるぞ、シャル」

「…そうよ、今のは冗談が過ぎるわよ!」


ちょっとした張り詰めた場を和らげる、私なりのジョークでしたのに。
そんな口論をしている時だった、時夜くんの容体に異変が起きたのは…。


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