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緋弾のアリア-諧調の担い手-
第三話
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に、お母さんがそう言葉にする。


「そうですよぉ…時夜のおめでたい日なのだから、例え邪魔する物があれば世界ごと破壊してでも来ますよ」

「…あ、ははは…ありがとうリコお姉ちゃん」


リコお姉ちゃんなら本当にやりそうだから怖い。


「それじゃ、主賓も来た事だし宴を初めよっか!」

「そうだな、ケーキも受け取ってきたし」

「料理は私が僭越ながら用意させて貰いました」

「当然、プレゼントも用意していますよぉ」


それぞれがそれぞれに目配せをして、阿吽の呼吸を見せる。
どうやら、知らされていなかったのは俺だけだったらしい。

あれやこれやと、すぐさま用意が始まる。
……まぁ、こう言ったサプライズも悪くはないだろう。

思わず自然と笑みが零れる。
……本当に、俺はこの世界に来て良かったと思う。

それが例え、一度の間違えだったとしてもだ。


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