12話
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らうわよ」
「イ・ヤ・だ・ね!」
有無を言わせないと言う勢いで言い放たれたリアスの言葉を一瞬で斬り捨てる四季。一歩も譲らないと言う様子の二人の間に物騒な空気が流れ始める。
「……直ぐに終るから聞いて頂戴」
「……特売の品売り切れてたら原価との差額分……一円につき一発変態を殴るが……これで」
「……それの倍額払うから話を聞いてもらえないかしら」
「オッケー、話を聞こう」
クロスファイアの神器モードを消す。流石に利益が有るなら時間を取られても損は無いと判断したのだが、
「でも、今日は卵がタイムセールよ」
「……やっぱり帰るか」
「良いわよ、何でも後で好きなだけ買ってあげるから話を聞きなさい!」
詩乃の言葉に再度話を聞かない方向に進みそうだったのを、自棄になって机に両手を叩きつけながらそう宣言する事で話を聞かせる方向に持ってきた。その成果にハイタッチを交わす四季と詩乃の二人。……カオスである……。
リアスが言うには昨夜一誠が契約に向かった先にはぐれエクソシストがいると気づき、慌てて救援に向かった所簡単な遭遇戦になったらしい。
「そう言う訳で、貴方達も気をつけて。それから、教会にも近付いちゃダメよ」
「なんで?」
「そう言う事か」
リアスの言葉に疑問を浮べる詩乃と納得する四季。
「要するに、オレ達は人間だけど悪魔に関わりすぎた。……全面的にこいつ等のせいで。それが原因で残り香がついた訳だ」
「残り香?」
『残り香』等と言われて自分の服の匂いを嗅いでいる詩乃の姿に四季は『可愛いな』と思っているが、それでもあまり話しが進まないのも困るので説明をしておく。
「そう言う意味じゃなくて……気配の残照って所だな。要するに、こいつらに知らず知らずの内に『自分達の仲間です』とマーキングされてた訳だ」
四季の言い草に別の意味で嫌そうな表情をする一同。
「まっ、光の槍が飛んできたら……骨も残らない温度の炎を叩き込む事で反撃するけどな……」
「お願いだから辞めて、貴方が原因で戦争が再会したらどうするのよ?」
「……責任持ってアウトレイジが天界を滅ぼしますが……。それに、嫌いなんでね、神様って奴は」
冗談とは思えない壮絶な笑みを浮かべる四季に一瞬だけ背筋が寒くなるリアス。神が嫌いと言うのは冗談では無く本気だ。アウトレイジにとって最大の敵とは、言ってみれば『オラクルの神』。元々神を敵にして戦い続けてきたのだ、好きになるはずも無い。
「要するに、悪魔と関わっているから教会とはぐれエクソシストに気を付けろって事でだろ?」
「ええ」
「それじゃ、話が終ったなら帰らせて貰うぞ」
流石に四季としては詩乃の前で表に
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