暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX 〜プロデュエリストの歩き方〜
エピソード28 〜野生解放、SALデュエル〜
[9/9]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
ょい話題に興味を持とうか。』

白い布のような衣を纏った女性、というかアテナが側に現れる。

『あ、そうそう。紫苑も友人に連れられて万丈目だっけ?その子探しに行ったみたいだね。』

それを聞いてまたかとため息が出る。
あまり人と関わりたくないのに、なぜか色々とトラブルを持ち込んでくる……我が弟の巻き込まれ体質には困ったものだと苦笑いする。

まぁ、ここは優しいおね〜さんが快刀乱麻の如くパパッと解決してあげようかね〜?というわけで、アテネよろしく。

『はぁ〜〜……。なんとなくそうなりそうな気がしてた。』

大きくため息を吐くと眷族である梟を一羽飛ばす。
これで見つかるのは時間の問題だ。

『で、その子探してどーする気?』

ん?まぁ、自殺でもしようなら止めるけど。とりあえず、話するくらいじゃない?

『……の、ノープラン』

口元を引きつらせてアテナが答える。
失敬な臨機応変に行動するつもりなんですよ。などと文句を垂れていたら、梟が戻ってくる。いくらなんでも早すぎじゃないだろうか?

『んー、どうやら船着場の方に向かってるみたいね。けど、どーする?もう授業始まるけど……』

そりゃ、もちろん……。正面突破でしょ!

アテナにそう言うが早いか立ち上がると視線がこちらに集中する。あまりやりたくない手だが、ニッコリと営業スマイルを作り……

「先生〜!少しお花摘みに行ってもいいでしょうか?」

「え……え、あ、はい。どうぞ、ごゆっくり」

一瞬だけ間があったが、先生は少し顔を赤くし、控えめに返答する。周りを見れば、男子は言わずもがな、女子生徒も少し顔を赤くしている。チョロい。

『全く……。翠ってたまに大胆になるよね……。』

呆れたとため息混じりにつぶやかれる。

まぁ、いいんじゃないかな?減るもんじゃないし、それに使える物はなんでも使う派だからね。

先生の了解を得た事で悠々と講堂を出て行く。


[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ