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ペー族の服
第一章
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だけでも」
「ええ、かなりのね」
「旅行なんだよな」
「この列車の旅も楽しみましょう」 
 微笑んでだ、白菊は夫に言った。
「これから」
「そうしような、長い旅になるけれど」
「こういうのも楽しいわ」
 二人でだった、鉄道での旅も楽しんでだった。
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