暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜狩人と黒の剣士〜
番外:世界の割り込み
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へと変えていく。
「ーーーー慈悲はねぇぞ?俺の力を奪った奴も居るみてぇだし、それに今、すっごい苛ついているんだよねぇ?」
顔では笑ってても、目は笑っていない。
未来で在ろうが過去で在ろうが今で在ろうが。
<神>としての『自覚』とその『力の意味』を一番に理解している。
この翔夜(ダーク)本物(オリジナル)に近く、また本物(オリジナル)になれなかった『異形存在(イレギュラー)』。

その名も『聖神 シャイニングウイング』、聖皇剣を持つ、“もう一人の闇神”。

「さぁ、元の所へと消えてしまえ!!」
神機、バスターブレード<白夜>が飛んで来ると、それを掴んで振るう。
途端、残っていた過半数が、白夜に呑まれた。

「ーーーーは?」

呑まれた者達は自分がどうなったかも分からず消える。

「アサルト<極夜>!」

レイジングロアに似た銃身を向けて弾丸を放つと、それに当たった奴等もまた、暗き暗黒に侵食される。
「シェアアアアッ!!」
残った者達が翔夜に攻撃を放つが、

「タワーシールド<極白王>」

黒と白のタワーシールドに阻まれ、それらが反射されて消滅していく。
「馬鹿な……!?」
「悪役は悪役らしく」
そして、翔夜は剣形態に戻した神機を黒い獣の牙を模した物を出して。
「綺麗サッパリ掃除されろ」
残った怪物達を、一斉に捕喰した。










†††











「……こんな物か」
俺は真夜美の家に行き、血だらけになっている家を綺麗にしていた。
勿論、全て手作業だ。染み付いている奴とかは、流石に無理が在ったので、自前の大工スキルを使って同じ様な物を作った。
「これで、喜んでくれると良いなぁ……」
俺は彼奴の喜ぶ所が見れればそれで良い。今の俺は唯の一般人だ。
神の俺に手を貸すことなんて一つもーーーー。
「ーーーーって、俺なんだから助けないとかな。けど、物語に介入するのは結構面倒なんだよなぁ……」
俺は溜め息を付くと、シャドウチェイサーに乗り込む。
「ミリィ。次元転送装置のリミッター解除しろ。異次元飛ぶぞ」
『どういう風の吹き回し?』
「ーーーー『今の』俺を助けに行くのさ。ライトを失った俺には、もう出来ることは無いが、それでもーーーー彼奴の物語を終わらせる訳には行かない」
俺はそう言うと、シャドウチェイサーを飛ばす。
「カウント三秒前」
『次元転送装置、リミッター解除し!!』
途端、幾つものワープゲートを通り、俺は異次元へと飛んだ。
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