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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico10-Aシュテルンベルクの騎士〜Perceval & Tristan〜
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ヴィータは恥ずかしそうに頬を緩めて、「奉られるって、なんか不思議」シャマルはちょう困惑。そんでアインスは「しかし嬉しくもある」って微笑んで、「疎まれるよりかはマシだな」シグナムは唸った。
「ルシルはどういう気持ち? 直系の先祖が信奉されてるのって」
「いや、別に特別な思いは無い、かな」
「なーんだ、つまんないの〜」
とまぁ、そんなこんなで到着するシュテルンベルク邸。シャルちゃん家のようなお城やなくて、洋館って感じや。大きな庭を囲う堀をぐるっと回って、庭に入るための門の正面へ。そんでシャルちゃんが門柱に備え付けられてるタッチパネルに触れた。
「こんにちはー! フライハイト家のイリスで〜す。八神家を連れて来たよ〜」
親しき仲にも礼儀ありって言葉を真っ向から壊すシャルちゃん。そんなシャルちゃんの挨拶に、『久しぶりだな、イリス。ありがとうな、八神家の皆様を連れて来てくれて』そう応じたのは、門扉の前に展開されたモニターに映し出されたパーシヴァルさん。
「親友だもん♪ それに、実家に用があってね〜。そのついでだよ」
『そうなのか。・・・急ぎじゃなかったらイリスも一緒にどうだ? トリシュが会いたがっているぞ』
『兄様? 私の名前が聞こえたのですが、何かご用でも・・・あ、イリス! こんにちは!』
パーシヴァルさんの顔下から頭を覗かせるようにして姿を見せてくれたトリシュちゃん。表情を輝かせるトリシュちゃんにシャルちゃんも「じゃあ、ちょっとだけ」わたしらと一緒してくれることになった。
『決まりだな。いま門を開けるから、そのまま屋敷の玄関にまで来てくれ』
『お待ちしています!』
モニターが閉じると同時に門扉が左右に分かれて開いた。そんでシャルちゃんが「じゃ、行こうか」そう言うて歩きだしたから、わたしらも庭へと進んだ。
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