49話
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◇ヤマト
俺は周りを第一部隊のサリアさん、エルシャさん、ココ、ミランダ、ヴィヴィアン、アンジュとIS部隊のラウラ、鈴、セシリア、楯無さん、束に囲まれ、両腕には簪と姉さんのシャルロットが居て、一人では動けない状態でマーメイドフェスタの会場に連行されていた。
ついでに第一部隊のメンバーはヴィヴィアンを除いて顔を赤くしていた。
「「「「「………/////」」」」」
「みんな顔赤いけど大丈夫ですか?」
「だ、大丈夫よ(男性の裸を見るのは初めてだから恥ずかしいなんて言えない……)」
「な、ならいいんだけど……そろそろ、別行動にしませんか?僕の周りに居て楽しめないのは嫌ですし……」
「えぇ、そうね。ここで解散にしましょう。でも、刹那は誰かと一緒に行動してね」
そうだろうな、男一人でウロウロできる訳ないし。
ここで解散して俺は簪と姉さんの三人でフェスタを見て回ることにした。
◇ヤマト
俺達はフェスタを楽しみ、最後の花火を見ていた時、俺は基地から飛び立つ光を見た。
「なにか、あるな…」
俺はIS部隊と束さんと一緒にジルのところに向かうと衝撃の事実を知らされた。
「アンジュが脱走だと?」
「あぁ、そうだ。ミスティ様を拉致してヒルダと脱走した」
あのバカ二人は何やってんだよ……
「そう言うことなら俺はIS部隊の数人を連れてバカ二人を連れ帰ってくる」
「お前たちへの権限は私には無い。好きにすればいい」
まあ、そうでしょうね。
「じゃあ、手遅れになる前に出撃しますのでこれにて失礼します」
俺達は司令官を後にする。
◇
『ヤマト、ミスルギが見えてきたよ』
「了解」
アルゼナルから出撃して約二時間、俺は姉さん、簪を連れてミスルギに向かっていた。
理由はもちろん、脱走者のバカ二人を連れ帰る事だ。
ついでにこの世界の屑共を見にきた。
「ここからは二手に分かれる。姉さん、簪はヒルダの捜索、俺は王室に向かう。もしもの場合は攻撃も許可だ」
『『了解』』
姉さんと簪がヒルダの捜索のために少しずつ離れていく
『無茶はしないでねヤマト』
『無理はしないで…』
「わかってるよ、そっちも気をつけて」
俺達は二手に別れた。
◇
「見つけた……」
俺はミラージュコロイドで姿を隠しながら王宮に向かうとアンジュが裸で捕まっており周りには一般市民と貴族ぽい者、兵士とモモカがいた。
「屑共が……」
貴族のチビが鞭でアンジュを叩きながらグチグチ何かを言っている。アンジュも元は王室の一人だから妹に当たるのだろう
「何人死のうがアンジュとモモカが生きてれば問題ないよな………ん?」
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