第八十話 純粋な想い
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[殿…]
[おいたわしいゲロ…]
ステージの上で全く動かないトノサマゲコモンを見つめるゲコモン達。
イビルモン[ん?何だあのデカブツは?]
イビルモンはトノサマゲコモンを見るとゲコモンの元に飛んでいく。
[私達のお殿様だゲロ…]
[300年前にカラオケ勝負に負けて以来動かなくなっちゃったゲロ…]
[復活させる為には負けた時以上の美しい歌声を聞かせる必要があるゲロ…]
イビルモン[成る程…そういえばさっき歌の上手い女の子がいたような…]
[!!本当ゲロ?]
[ありがとうゲロ!!]
イビルモン[どう致しまして!!イーヒッヒッ!!]
行方不明となった大輔を探して1ヶ月経ったがアリシアは未だに大輔とブイモンを探し回っていた。
アリシア「お兄ちゃん達、何処にいるんだろ…」
プロットモン[無事であることを祈るしかないわ]
探している最中、進化したプロットモンが言う。
[!!いたゲロよ!]
アリシア「え?わっ!?蛙?」
アリシアは思わず、プロットモンの背後に回ってしまった。
[この子が歌の上手い女の子タマか?]
アリシア「?」
アリシアは首を傾げながらオタマモンを見る。
プロットモン[ねえ…私達に何か用…?]
敵ではないことに気づき、プロットモンはゲコモンとオタマモンに尋ねる。
[お願いゲロ!!お殿様を助けて欲しいゲロ!!]
アリシア「お殿様?」
[お殿様を目覚めさせるには美しい歌声が必要タマ!!]
アリシア「それって…私のこと?」
プロットモン[困っているようね。アリシア、助けてあげましょうよ]
アリシア「うん。あ、そうだ。ねえ、お城にこういう人達はいないかな?」
アリシアは大輔とブイモンの絵を見せる。
5歳の子供らしく絵が歪んでいるのはご愛嬌。
[こういうのは見たことないゲロ]
[もしかしたらお城にいる誰かが知ってるかもしれないタマ]
アリシア「う〜ん。じゃあお城に連れてって」
[分かったゲロ!!]
[食事の準備をするタマ!!]
アリシア「ご飯!?」
プロットモン[…そういえばここ最近、まともな物を食べてないわね……]
アリシアとプロットモンが此処に来るまで食べていた物は木の実くらいだ。
久しぶりに火の通った料理を口に出来る。
アリシア「行こう!!」
プロットモン[もう、仕方ない子ね]
久しぶりの火の通った食事を食べられることにはしゃぐアリシアにプロットモンは微笑みながらついていく。
それをイビルモンは
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