2部分:第二章
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相手の選球眼は確かだ。それをあらためて知ることになった。これでフルカウントになった。まずはこのことを強く意識した。それからだった。
「ここで歩かせてもいいか?」
この選択肢を考えに入れたのである。
「そして次のバッターと勝負するか?」
ネクストバッターサークルを見る。そこには相手の主砲がいる。パワーヒッターの前にアベレージヒッターを置く。中々バランスのいい打順である。
そのことを思いながらどうするか考えているのだった。
勝負か避けるか。しかしだった。
「ここで逃げても同じか」
隆博はこう考えだしたのである。
「逃げてもな。あいつも手強い奴だしな」
その主砲を見ての言葉だ。大柄な黒人の選手だ。実際に抜群のパワーと勝負強さで知られている。威圧感をマウンドからも感じる。
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