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大統領の日常
本編
第十一話 不良中年
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の頃は貴族も優秀なものが多かった・・・」
「第二次アラビア海会戦のせいでその優秀な貴族の主だったものがほとんど戦死した。そしてその穴埋めは平民や下級貴族が行った。そして貴族は本国で贅沢三昧の生活だ。つまり貴族は義務を怠ったとうことだ。帝国を守るという義務を、な」
「贅沢三昧な生活に慣れすぎたせいで貴族どもは戦う、いや帝国のために働くことを放棄したのだ。一部のものはまだ行っているようだがな」
「話が色々とずれたが、貴族たちが近々対規模な攻勢に出る。そして奴らが敗北または勝利した時に行動を開始する」
「しかし、敗北していればいいが、勝利していた場合はどうするのだ。早々に本国に戻ってくるのではないかな?こちらとてすぐに戦力を集結できるわけではない。失敗する可能性の方が高いのではないかな」」
「その心配は最もだ。しかしその心配をする必要はない」
「ほう、何かあるのか」
「マジノ要塞に戦力を集中させて防衛する。そして密かに別働隊を広報に移動させて包囲殲滅する」
「・・・なかなかいい作戦だが、もしてきがこちらの意図に気づいたらどうする。別働隊が各個撃破の対象にされかねんぞ」
「その心配はあまり心配する必要はない。これはスパイからの報告なのだが、今回の遠征参加するのはラーテンダム公を筆頭とその派党のものたちだそうだ」
「しかしその下に優秀な部下がついていたらどうする」
「奴らの下にいるのはゴミ以下の存在である平民だ。そんなゴミの話をはいそうですかと聞き入れるはずはないだろう」
「ゴミ以下か・・・。まあ確かに言うとおりではあるな」
「それに万が一にでも作戦が敵に見破られたとしても奴らは烏合の衆だ。まともに戦えるかもわからない」
「確かにそうだな。あまり深く考えすぎないほうがいいか」
「ああ、考えすぎだ」
「そろそろ解散したほうが良いのではないかな。あまり職場を離れていては何かと疑われかねん。それに第一部下に仕事を任せておいては部下が文句を言うからな」
「そうだな。部下を怒らせないためにも今日はこの辺で解散しよう。次の会議は追って連絡する。皇帝陛下のために!」
「「「皇帝陛下のために!!」」」


西暦2115年 8月 28日
ペルシャール・ミースト


やっとひと段落着いた。長かったよorz
島に到着したら敵の陸戦兵力の殲滅に後始末、仮基地の設営にその他諸々。
こういうのって司令官がやることだっけ。基地設営部とかあった気がするんだが、それに陸戦兵力の殲滅なんて司令官必要なくね?陸戦指揮官はどうした!陸戦式まで俺に押し付けやがって!
「ワルター・フォン・シェーンコップ准将、閣下の声を聞いて馳せ参じてまいりました。何かごようですかな」
おいおい、よりにもよってシェーンコップかよ。なんでこの神聖不可侵なる第一艦隊に不良中年
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