暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜十一番目のユニークスキル〜
唯一無二の不確定因子
第二十二話 思い出(前編)
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
のお礼に対し、小さくボソッと呟いた。

「どんな状況でも、楽しむ心は必要なんだよ」

「・・・・・・え?」

 私の思考が数秒止まった。そして、様々な考えが交錯するところで、

「ほら、俺はもう帰るぞ、アリスはどうするんだ?」

 彼は立ちあがって笑う。私の思考を断ち切るかのごとく。もしかして彼は気づいていたのだろうか? それについて問おうかと考えたところで、私は察した。多分、まともに答えないだろうな、と。勘だがそう思う。だから私は考えることをやめて、今を楽しむことにした。

「私も帰ります。途中まで送っててください」

「いやだね!! もう一勝負だ!! この森を抜けて街に着くまで鬼ごっこだ!!」

 そう言って彼は私の肩にタッチして、一目散に逃げて行った。本当に楽しい人だ。一緒にいて飽きない。

「いいですよ!! 二つ目の黒星をつけてあげます!!!」

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ