暁 〜小説投稿サイト〜
超次元ゲイムネプテューヌG<ガイム>
第5話「ベール大ピンチ!メロンの武者、斬月見参!」
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「だったらなおさらまだ療養すべきです! 今日は早くお帰りください!」

「いや、しかし……」

「主任はここ数日働きっ放しだったんですよ? だから古傷が痛んだりしたんですよ。少しばかり休養を取るべきです」

「そうか…… ならお言葉に甘えさせてもらおう」

そう言うと帰る支度をし、程なくして帰路についた
貴虎が研究所から出ると研究員たちは口々にこう言った

「ホント主任って実験失敗してあんな怪我してもアーマードライダーになって世界を守る覚悟があるんだよな」

「ああ。すげえよな」

「だからこそ俺たちが頑張らないとダメだな! ベール様のため、主任のため、そして世界のためにも!」

「そうだな! よし、じゃあ作業に取り掛かるとしますか!」

再び研究員たちはドライバーとロックシードの最終調整に入った


場所は変わり教会。そこではベールが何かの書類まとめをしていた

「ふう…… リーンボックス国内でこれだけとは、かなりの数ですわ」

ベールが書類まとめをしていた物、それは今年に入ってから警察組織が受理した行方不明者のリストだ

「今年は例年に比べると約6倍も行方不明者が増えましたわね…… やはりあの森の影響なのでしょうか……」

ベールが言うあの森とはヘルヘイムの森のことだ
実際月別の行方不明者の統計を見てみると、ヘルヘイムの森出現前までは例年に比べると少なかった
しかし森が出現後の行方不明者の数を見てみるとその前の月に比べなんと4倍にも跳ね上がっている
それ故にベールはヘルヘイムの森が原因なのではと考えているのだ

「ゲイムギョウ界全体に至っては10倍以上も行方不明者が増加しているなんて…… 一刻も早くドライバーとロックシードの最終調整を終わらせなければ……」

ベールが焦る理由はドライバーとロックシードの最終調整を終わらせ、
自国及びゲイムギョウ界全体を守らなければならないという使命感からだった

「一番最初に開発したのに、稼働するのが最後とは…… やはり性能を重視したからでしょうか……」

リーンボックスが開発したドライバーとメロンロックシードは、他国に比べると性能は上回っているが、危険度も上回っていた
それがあってか開発は一番最初に完了したものの、最終調整に時間がかかったため一番最後になってしまった
さらに調整を遅らせるかのように、貴虎が実験で負傷してしまったため、さらに遅くなってしまったのだ

「完全にわたくしの責任ですわ……」

頭を抱えながら自分を責めるベール。そんな様子を見たチカはベールの身を案じた

「大丈夫ですかお姉様? 少しお休みになってはどうです? 書類まとめはアタクシがしておきますから」

「ありがとうチカ。お言葉に甘えさせて
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