第三話 忍者ファイター見参!
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は青ざめ脱兎のごとく逃げ小さい子もカバンを持って慌てて学校へと向かった。
「相変わらずいい腕してるねお前」
「別に〜何のことやら?」
特に振り返りもせずに香澄の腕前を称えてしまう翼。だが気になることが・・・
「あれ本物じゃないよね?」
「え?あれ?玩具に決まってるじゃん」
「本当かよ・・・絶対嘘だ・・・忍者の言う事だしな」
「ちゃんと修行すれば誰でもできるし」
「お前のちゃんとした修行って異常な修行なんだけど・・・あれ?」
翼が一瞬頭を抱え香澄の方を向くと姿がない。慌てて周囲を見回した瞬間、何処からともなくボンっと煙が舞いその中から出てくる香澄。
「お前絶対偽物の忍者だろ・・・というか完全に遊んでるだろ」
「だってこれ忍術じゃなくて奇術だもん♪」
そう言って創作物に出てくるような忍者さながらの忍法を披露する香澄だった。
すると時計を見ると朝礼の時刻が迫っているのに気づき
「不味い遅刻だ」
「あ!続きは放課後で!!プラモボックス持ってきてね」
「あいよ!」
こうして早く学校へと向かいいつもの日課を終わらせる翼と香澄だった。
放課後。自宅に帰った翼は香澄との約束通りプラモ狂四郎へと向かい中に入った時だった。
「お〜!若人諸君元気にしてるかな〜!?」
何故かテンションの高い中学生くらいの女の子の姿が・・・
いつもとの凄まじいギャップで翼がかたまってしまうと。
「こんにちは〜遅くなりました〜」
少し遅れて店に入ってきた香澄。すると興味をひかれたのか女の子が香澄を見ると一言。
「もしかして・・・翼君のガールフレンド!!」
「「ちょ!違うって!!」」
あらぬ誤解をされて慌てて訂正する翼と香澄。
すると奥から出てくる狂四郎。
「・・・ちょっと・・・翼が引いてるって・・・自己紹介した方が良いんじゃないか?」
「四郎さん・・・この人もしかして」
「うん・・・ミツキさんの紹介の」
「お〜!いえい!まいねーむいずユア・クラエッタ!!」
わざとやっているのかエセ外国人のような自己紹介を披露するミツキ・サエグサさんからの知り合い、ユア・クラエッタさん。
すると奥から・・・
『お〜い翼〜なんとかしてくれ〜』
「烈斗!」
何やら変なコンピューターのような物の前に立たされている烈斗頑駄無の姿がするとユアは・・・
「いや〜喋るガンプラなんて前代未聞だからさぁ〜ちょ〜っとデータを取らせてもらおうかな〜って」
「昨日からこんな調子で」
狂四郎の話だとミツキからガンプラ修行のためにしばらく預かって欲しいと言われ住み込みのお手伝いとして預かることになったらし
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