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SAO<風を操る剣士>
第一部 --SAO<ソードアート・オンライン>編--
第二章 第二層攻略
第12話 お遣いクエスト
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を立て直す為に後ろに下がった。
 そして後ろに下がると、数字が0になり鎧のHPゲージが消えた。
 …再び攻撃をしても、また最初からってワケだ..

「やっぱりあれだけじゃダメか…」
「どうしましょう、シュウさん」
「う〜ん……あ!」
 シリカが聞いてきた後、俺は考え…そしてこの間のケーキを食べに行って、キリトたちと会って話した時のことを思い出した。

「シリカ、《体術》だ! ソードスキルの後に体術を使うんだ!」
「え!? でも…」
「いいから! 物は試しだ! 行くぞ!!」
「…分かりました。やってみます!」

 俺達はモンスターに再び向かった……が俺達があと4~5mぐらいにまで近くに行くと、牛が両手の斧を地面に向けて振り落とした。

 そして振り落とされた斧から、円状に高さ1mくらいの土と風の混ざった衝撃波が、俺達に向けて迫ってきた。

 俺達はその予想外の攻撃に、見事に二人とも当たってしまった。
 俺達は後ろに(もど)され、シリカはアルゴのいる所まで戻され…俺はアルゴたちから7~8m離された所に戻された。(さいわ)いアルゴまでは攻撃は届いてなかったらしい…

 そして俺は、自分とその下にあるシリカのHPゲージを確認した。
 見ると二人とも1/4位しか減っていなかった。

 そして俺がHPを確認し終わってすぐというタイミングで、牛は二人目掛けて走り出した。
(ヤバイ!!!)
 そう思い俺は、二人に向け大声で言った。
「二人とも!! 今すぐ荷物を置いて逃げろ!!!」
「ダメダ! ここで逃げたらクエスト失敗で、ボス攻略までにボスの情報が間に合わなイ!! そしてその情報が無いばかりに、何人もの人が死んでしまうかもしれなイ!!!」
 アルゴが俺の声に叫びながら返事をした。

 …確かにアルゴの言う通りだ。しかし攻撃力の低いアルゴとシリカだけでは、シリカが《スイッチ》を入れてもモンスターを倒しきれず、下手したら二人とも死んでクエストも失敗という事にもなる..

(……もうやるしかない!!!)
 俺は成功するか分からないが、覚悟を決めて立ち上がり二人に向けて動き出す。

 そしてシリカ達まであと4~5mの所で、牛がシリカ達に斧を振り下ろそうとしていた。それを見た俺はシリカに向かって叫んだ。
「シリカ! 《スイッチ》!!」
「…はい!!」
 シリカは俺の言葉を聞き、すぐに牛に向けてソードスキルを撃ち、その後に
《体術》のスキル…《閃打(センダ)》を放った。

 その攻撃で牛が少し動けなくなっている隙に
「うおーーーー」
 《値移行》のダッシュで、一気に4~5mの距離を縮めてシリカの横…つまり牛の目の前に行き、再び片手剣ソードスキル《バーチカル・アーク》を放つ。



 俺は
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