第1話
[3/3]
[9]前 最初 [2]次話
わしの名は川神鉄心じゃ」
拓人「俺は谷元拓人だ。小さいが料理屋をやっている。で、そこの金髪じいさんは誰だ?」
「口の聞き方に気を付けろ。俺は九鬼家に支えるヒューム・ヘルシングだ」
拓人「九鬼?」
俺はその名に聞き覚えがあった。確か、世界の3分の1に事業を展開してるってアイツが言ってたな。
拓人「あ〜、あの九鬼ね」
そう言うと、ヒュームが俺の事を物凄く睨む。
拓人「で、その川神鉄心が俺に何用だ?」
鉄心「お主の腕を見込んで頼みがある。あそこにいるのは、わしの孫で川神百代というんじゃが・・・」
拓人「あそこにいる、アンタの孫と戦えと?」
鉄心「そうじゃ」
拓人「悪いが断る。弱い奴を相手にするつもりはない」
俺がそう言うと、自分の車を止めてる場所に向かおうとする。すると、車を壊された。ヒュームの手によって。
拓人「おいおい。人の車を壊すなよ」
ヒューム「貴様が逃げようとするからだ」
その言葉に、俺の中で何かが切れた。
拓人「おい金髪ジジイ。今何て言った?俺が逃げるだと?」
すると、周りにいた野次馬が次々と気絶していく。
鉄心「これは!?」
鉄心も、その凄まじい気にたじろぐ。
拓人「今の言葉後悔させてやるよ」
「旦那様、この様な輩をお相手する必要はございません」
「彼の言う通りです。拓人様が手を出される必要はございません」
拓人の前には、ヒュームと同じ執事服を着た男と、メイド服を着た女性が立っていた。
拓人「けどよ、俺の気に入ってた愛車がお釈迦になったんだぞ」
「後程、九鬼に請求書を送らせます。そして、束様に新しいのを作っていただくように、既に手配しております」
拓人「・・・分かったよ」
拓人は渋々だが、二人の後ろに下がった。
「さて、貴方のお相手は私がさせていただきます」
ヒューム「少しはできるようだが、青二才が調子に乗るなよ」
「貴方はされるのですか?」
鉄心「わしはせんよ。じゃが、先程の気配で孫の百代がの〜」
既に鉄心の孫である川神百代がいた。
百代「私の相手は、綺麗なお姉さんか♪」
百代が触ろうとした瞬間、百代は投げ飛ばされていた。
鉄心「なっ!?」
鉄心は驚いた。いくらなんでも、武神を簡単に投げ飛ばされていたからである。
「申し訳ありません。ですが、拓人様以外は触らないで下さい。汚らわしいですので」
百代「なるほど。けど、ちょっとやそっとじゃやられないぞ!!」
そして、金髪不良執事と黒髪の執事、武神と銀髪メイドの戦いが始まったのであった。
[9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ