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ファンタシースターオンライン2 the bluestory
第四話 鮮血の姫
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「だけどな、これだけは言える、お前の生き方は間違ってる!そうやって自分が辛い現実から逃げる為だけに他人を襲って殺す、それはもう罪人の行いだ!人間としての生き方じゃない!!」


アリア「でも…私…は」


ジルベール「…」


ジルベールはアリアの肩から手を離し、自分の愛刀、闇夜をアリアに持たせた

アリア「え?」


ジルベール「だったら…俺を殺せ…お前がそれで気が済むのなら…それで俺を殺せ」


アリア「あなたを…殺して良いの?」


ジルベール「…お前次第だ」


アリアは闇夜を上段振り上げ

アリア「う、あああぁあああっ!!!」


叫びと共にジルベールに降り下ろした


















ジルベール「…殺さないのか?」


アリアの持つ闇夜はジルベールの頭上わずかの所で止まっていた


アリア「わ、わからない…私…あなたを殺したいのに…でもなんか殺したくない……それが…もう……ぐすっ……わからなくなって…」


アリアは闇夜を落とし、その場に泣き崩れた

今まで彼女の苦しみが涙となって出てきたのだろう


ジルベールは闇夜を鞘に納め、アリアを抱き締めた


アリア「あ…」


ジルベール「そうやって泣いて、考えてるってことが生きてるっていう証拠じゃないのか」


アリア「…あ、ああ…あ、あたし…」


ジルベール「思いっきり泣け…俺がお前の涙、苦しみ、辛い過去を受け止めてやる」


アリア「う、うわああああああああああああああん!!」


アリアはついに自分に貯めていた辛い過去を解放した


ジルベールは彼女から伝わってくる悲しい過去、辛い過去を重く受け止め、時折慰めるようにその頭を撫でていた





しばらく二人はそうしていた…











ジルベール「落ち着いたか?」

アリア「うん…ありがと……えっと……ジルベール…だっけ?」


ジルベール「ああ…別にジルって呼んでも良いけど」


アリア「良いの?じゃあジルって呼ぶね」





とそこへ




「見つけたぞ!アリア・クレランス!!」


「「!?」」



数人のアークスがジルベールとアリアを取り囲んだ


ジルベール「お前達…なんだその銃は!?」


「ジルベールさん!!その女から離れてください!!その女は違法アークスですよ!!」

アリア「…っ!」


アークス達は銃をアリアに突き付けた


ジルベール「銃を下ろせ!!」


「しかし!その女は」

ジルベール「もうこの娘
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