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ファンタシースターオンライン2 the bluestory
第四話 鮮血の姫
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復で傷が塞がったジルベールは、初めて居合いの構えを取った



ジルベール「来い!」


アリア「良いよ!」


アリアは縮地で一気に距離を詰めた



そしてジルベールの懐へ入り刀を振るう




ジルベール「闇夜(ナハト)一刀流…」


アリア「!?」


ジルベールはなんと目を閉じていた


ジルベール「心眼剣!!」


そして強烈な抜刀一閃をアリアに喰らわせた


アリア「きゃあああっ!!!」


防御なしで強烈な一閃を喰らったアリア、苦痛に顔が歪む

ジルベールが放った技は、闇夜一刀流・心眼剣

目を閉じ、心眼になり視認不可能な物体を空気の切り裂く音、足音を聞き、そして気配で相手の攻撃を見切り、強烈な一閃を与えるカウンターである

ただ一閃に集中するため、その威力は絶大である


ジルベール「勝負は決まった、もう止めにしよう」


納刀してアリアに近付くジルベール


先程の一閃で相手の二連大蛇も弾き飛ばしたので今彼女は手ぶらである


アリア「はは…やっぱり強いね…流石蒼穹の剣士…敵う相手じゃなかった…」


ジルベール「ま…君も強かったけどね…」


アリア「嬉しいです…じゃあ最後に私を……殺してください」


ジルベール「っ!」


パァアアン!!!




ジルベールはアリアの頬に平手打ちをした


アリア「…っ…ふふっ…良いよ…じっくりといたぶってから殺すんだね」


ジルベール「ふざけんじゃねえ!!!何時までお前は逃げてんだ!!!」


アリア「!?」


突然ジルベールの怒号が飛んだ


ジルベール「お前…辛い現実から逃げようとしているだろ…親と友人が殺されて、更に虚空機関に無理矢理体を改造させられたという辛い現実から逃げてるだけだろ!?なんで向き合おうともしないで逃げてばっかりなんだ!」


アリア「あなたに何がわかるの!?私は…大好きだったお父さんやお母さんも…みんなダーカーに殺されて…そして友達もみんな殺されて…もう私、わかんなくなって…でも殺す事で自分が存在してるって…そういう感じになって…もう相手を殺す事しか考えられないの!!」

彼女の叫びが響いた

その声はとても悲痛な叫びに聞こえた


ジルベール「だったら殺す事以外の事を見つければいいだろ!!普通にアークスとして活動して、普通に生きれば良いだろ!!」


アリア「うるさいっ!!わかったような口利かないで!!」


ジルベール「ああ、わかんねえよ!!お前の気持ちなんてな…お前自身じゃねえからわかんねえよ!」

ジルベールはアリアの両肩を持って


ジルベール
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