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SAO編−白百合の刃−
SAO21-黒髪の少女
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悪いからするわけないよね。ごめんごめん」
「前から思っていたけど……ここ最近、ドウセツと同じぐらい毒舌じゃないか?」

 そんなわけないじゃないか、私がドウセツと同じくらい毒舌を吐くんだったら、もっと別の言葉を使って、兄をいじっているわよ。
 そう言うとアスナは苦笑いして、兄は呆れていた。あれ? マジでそうなの?
 
「ところで結婚って、システムのやつだよね?」
「他になにがある」

 この世界での結婚は、確かどちらかがプロポーズメッセージを送って受諾すればそれで結婚が認められる。
 結婚の特典は全情報と全アイテムの共有。お互いにステータス画面を見ることができ、アイテム画面に至っては一つに統合される。これは最大の生命線を相手に差し出すことになるので、稀に結婚詐欺と言う裏切りすることもなくはない、例え仲の良い人でもやるときはやるんだろうけど……兄とアスナなら、問題ないか。
 
 二人には、確かな愛があるんだからね。

 そう言うのって、なんか羨ましくて……良いなって憧れてしまう。

「それじゃあ、予想通りの結婚報告を聞いたとろこだし、私は帰るね」
「もう帰るの?」
「結婚した女の子に私は興味ありませんから。兄はせいぜいイチャイチャ、チュッチュッでもしてなさいよ」
「その言葉を使うなって」

 せっかく気をつかっているのに、なんて言い草だ。遠慮なしでアスナと二人っきりにしても文句ないよね? だが今日のところは勘弁してやる。優先順位はドウセツの方にあるのだからね。
 あとそうだ、去る前に言わなくちゃいけない言葉があったんだ。

「結婚おめでと」

 そう言い残して一階に下りて、私は思いついたことを実行するためにエギルに話しかけた。

「ねぇエギル、知り合いに細工職人とかいる?」
「いや俺は知らないけど、情報通の人がいるから教えているよ」
「ほんと? 悪いけどお願いしてもいいよね?」



「ふ〜ん。そんな報告だったの」

 ドウセツに兄とアスナが結婚したことを伝えると、予想通りの薄い反応だった。人のこと言えないけど。
 エギルにいらないレアアイテムを売ってもらった後、エギルに紹介された情報通の方に会い、情報をもらった私は個人的な買い物をした後にドウセツと合流。ドウセツと一緒に家具類を購入したらログハウスに戻って家具などの整理をした。今はアジアンテイストに仕上がって空間を眺めながら優雅な紅茶タイムを味合っていた。

「これでアスナから愚痴を聞かなくても済む」
「愚痴られていたの?」
「会う度に愚痴っていて迷惑だったわ。私にはよくわからないからウサギ踊りでもすればって、アドバイスはしたけど」
「適当なことで流そうとするのはアドバイスとは言わないけどね……」

 もうちょっとなんか
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