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101番目の舶ィ語
第六話。リサ・アヴェ・デュ・アンクと二人の子供
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俺達の足元辺りから、凄いノイズが聞こえてきた。
そして、俺の胸ポケットとズボンのポケットから焼けるような熱さを感じた。
これは______。

______Dフォンが危険を告げている??

「音央!」

暗闇の中、側にいるはずの音央に手を伸ばして自分の方に引き寄せた。

「も、モンジっ」

震えている音央の声と、カチカチと歯が鳴っている音まで聞こえてきた。
本気で怖がっているのだろう。
俺は音央の肩を強く抱きしめて……。

ああ、音央からいい匂いが漂っているな。
柔らかい肌の感触も……。
これは、止まらないな。
止められない。
この、血流の流れは……止まらない。

「なんで、暗く……今の音、なに……?」

「大丈夫、大丈夫だよ。
約束したろ。何かあったら君を守るって」

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